旅行大好き寅パパです。
札幌市と室蘭市の間、北湯沢温泉にある森のソラニワに家族で遊びに行ってきました。
このホテル、食事はもちろん、温泉やお部屋さらには屋内遊戯施設まで完備されたまさにTHE子供のためのホテルなのです。
なにが良かったのかとことん紹介しますね。
項目 | 金額 | |||
---|---|---|---|---|
宿泊料 | 大人 | 13,200円 | 2人 | 26,400円 |
小学生 | 10,000円 | 1人 | 10,000円 | |
3才~未就学児 | 3,300円 | 1人 | 3,300円 | |
入湯税 | 大人 | 300円 | 2人 | 600円 |
小計 | 宿泊料 | 40,300円 | ||
道民割 | 大人 | -5,000円 | 2人 | -10,000円 |
小学生 | -5,000円 | 1人 | -5,000円 | |
3才~未就学児 | -1,000円 | 1人 | -1,000円 | |
クーポン | 2,000円 | 4人 | 8,000円 | |
実質負担額 | 16,300円 |
一番安い時期に行って、定価は大人×2+小学生×1+未就学児×1で約40,000円でした。
通常はまあまあなお値段がしますが、今回は道民割を使って実質負担額 約16,000円におさえました。
森のソラニワの場所
洞爺湖と支笏湖の間…札幌市から室蘭市に直線で結んだ時の室蘭市寄りの山あいにあります。
from | 高速道路利用 | 一般道利用 |
---|---|---|
旭川から | 3時間20分 | 4時間 |
札幌から | 2時間 | 2時間 |
札幌駅からは無料バスが運行
札幌駅からは無料バスが、新千歳空港からも格安のバスが運行されています。
宿泊とは別に予約が必要なので、webか電話:0570-026574までお問い合わせください。
白を基調とした清潔なロビー
「一日では遊びきれない子供のためのホテル」という触れ込みに胸を踊らせていた我が家の子供(と大人)達。
到着した時は、よくある温泉宿の外観にテンションは大して上がらなかったのですが、一歩足を踏み入れた途端にテンションMAXになりました。
外観こそかつての大型廉価ホテルである第ニ名水亭をの名残を受け継いでいますが、ロビーも含めてリニューアルしたためとてもきれいで、『これから何か楽しそうなことが起こりそう』な雰囲気がプンプンしているのですよね。
無駄に電飾が施された馬車なんかもありますが、この無駄さにテンションがあがります⤴️⤴️
2022年の夏は恐竜にちなんだイベントも開催されていました。
ワークショップなどは安くない参加料がかかりますが、「何かが開催中!」というだけでテンションが上がります。
⬇️小さいイベントから大きいイベントまで全て掲載した上で、その日の開催分が何かわかる掲示板。
平日だったため子供たちが楽しみにしていたビンゴ大会はやっていませんでしたが、この掲示板はとてもわかりやすいです。
ウェルカムソフトクリームまでやっていました。
午後4時頃のチェックインが集中する時間に主に開催しているようですが、気づいたら片付けられていたので、「やっていたらラッキー」くらいの気持ちで探しましょう。
ロビーのソファは緑あふれるお庭に面しており、リラックスしながら緑を眺めていると、気分が旅行モードに切り替わります。
無人のウエルカムキャンディはいつでもやっているはずです。
子供用の湯ぱっちゃは自由に選ぶタイプ。
子供にとっては選ぶ行為自体が楽しいのでいい仕掛けだな〜と思いました。
一番ベーシックのお部屋でも小上がり付き
チェックインの時間より30分くらい早く到着しましたが、すんなりと部屋に案内していただきました。
まずはお部屋の写真を見てください。
一番ベーシックな部屋でしたが、小上がり付きでなんとも贅沢な造りをしています。
「子供が倒したらどうしよう…」とヒヤヒヤするような壺もないので、思う存分子供を遊ばせられます。
添い寝で予約した弟は良いとして、小学生で予約したお姉ちゃんの布団もない!…と心配していましたが、プールで遊んでいる間にひかれていました。
後から確認したら小さい字でその旨の説明はありましたが、何も気にせず荷物を散らかしたままプールに行ってしまったので、もう少しわかるように案内が欲しいところです。
…ちなみにちょっと宿泊料は高くなりますが、お部屋にボルダリングウォールがあるキッズスペシャルルームやカップルツインルームなど、特徴的なお部屋もあります。
キッズスペシャルルームはめちゃくちゃ楽しそうではありますが、1泊2日だと遊びきれないかなとも思います。
トイレはバスと共同のユニットタイプ
洗面はトイレとバスが共同のユニットタイプです。
冷蔵庫とお茶コーナー
冷蔵庫には自由に飲んでいい2Lのミネラルウォーター以外は何も入っていませんでした。
お茶コーナーはドリップパックコーヒーが4つもありました。
お茶、インスタントコーヒー、紅茶…宿によって様々ですが、ドリップパックコーヒーがある宿が一番好きです。
屋内外にある温泉プール
森のソラニワといえば、何と言っても温泉を贅沢に使った温水プールが有名ですよね。
ビーチのようでテンションがあがる屋外プール
屋外プールは、エメラルドグリーンの大きなプール。
奥にちらっと見えますが、滑り台もついていて、子どもは大はしゃぎ。
もちろん中身は水ではなく、温かい温泉です。
この日は7月のそれなりに暑い日でしたが、北海道の夏に屋外プールはなかなかキツく、だんだん寒くなってきました。
寒くなってきた時はジャクジー、さらにはもっと水温が高い温泉もあるので水着のまま温まります。
ちなみにこの屋外プールは冬でも営業しているようです…口コミを見る限り子供は喜ぶそうですよ。(大人の側は相当つらそうですが…)
25mもある屋内プール
雰囲気としては、エメラルドグリーンの屋外プールの方がいいのですが、本州並に暑い日でない限り寒いのですよね…
そんな時は25mもある屋内プールで遊びます。
なお、水着や浮き輪を忘れた方は売店でレンタルできます。
レンタル
- 水着(大人):700円
- 水着(子供):500円
- 浮き輪:500円
販売
- 水遊び用おむつ
- 浮き輪
- ゴーグル
赤ちゃん用の水遊びパンツは繰り返し使えるタイプが便利ですよ~
とても広い温泉
屋内プールも遊び飽きたら温泉に移動します。
プールと温泉は脱衣所を挟んでつながっているので、着替える必要がありません。
広々とはしていますが、宿泊客もそれなりに多いホテルなので、まあまあ混雑しています。(写真は誰もいない早朝に撮影しました)
打たせ湯や歩行浴もありました。
脱衣所には無料のマッサージチェアもあります。
ちなみに温泉だけを目当てにするなら、湯めぐり号で姉妹館のホロホロ山荘に行ったほうが雰囲気の良い温泉にゆったりつかれると思います。
アヒル隊長の浴槽があるので子どもも入ってくれる
せっかくの温泉だけど子供が暴れてゆっくり浸かれない!という方は私だけではないはずですよね。
そんな忙しいパパママに朗報なのが、たくさんのアヒル隊長を浮かせた浴槽です。
お湯の温度も低めに設定してあるので、子連れの方は自然とこの浴槽に集まることになります。
子連れも、そうではないゆったり入りたい派の人もどちらも嬉しい仕掛けで、寅パパの評価はグンと上がりました⤴️⤴️
いくつかのアヒルを手にとって見てみましたが、カビの様子もないので、定期的に洗浄していると思います。
なんとなく効果があるような気がする目が痛くならない「アクア・クア」
温泉とプールの特徴としてもうひとつあげたいのが、アクア·クアという消毒システムです。
温泉はともかく、プールだとじゃんじゃん塩素が投入されていて、水中で目なんか開けられないのですが、森のソラニワは違うという渾身のシステムだそうです。
「すごい良かった!」とあきらかに違いがわかるような設備ではないのですが…
そう言えば目は痛くなかったし、水着の嫌な匂いも無かったし、またいってもいいかも…という印象です。
子どもを飽きさせない作りで、子どもも大人も嬉しいバイキング
プールでたっぷり遊んだら次は夕食のバイキングです
味的にも「バイキングにしては美味しいな」くらいには満足できる上に、子供向けにあれこれ工夫されているので、とても楽しい夕食になります。
子供だけで楽しんでくれるので、大人もゆっくり食べられました。
ポテト・からあげ・ピザ…子供も自分で選べる子供コーナー
バイキング会場には3つの島があるのですが、うち1つは子供向けに作られています。
子供に合わせた高さのテーブルに、ポテト・からあげ・ピザなど子供か好きなメニューが並んでいて、自分で詰めることができるので、普段は全然食べない寅家の子供達もこの日はバクバク食べていました。
子供コーナーなので、料理が少しくらいこぼれていても、誰も気にしていません。
自分で巻くソフトクリームに子供は大興奮。
フルーツゼリーすくいやたこ焼きなど、デザートも子供が楽しめるように工夫されています。
赤ちゃん向けには市販のベビーフード
感動したのが赤ちゃん向けに離乳食まで用意されていること。
市販もされているベビポタという北海道産無添加ベビーフードやおかゆが用意されているのです。
レトルトのベビーフードを用意しなくていいと思うと感動的に楽ですね。
大人向け料理も紹介
大人向けで美味しかったのが、子供向けコーナーと反対側の奥まった側にある、スープコーナー。
写真が粗くて見えづらいかもしれませんが、
- 「アボカド&ピーマンのガスパチョ風洋風スープ」
- 「梅干し&ネギの癒やし和風スープ」
- 「豚ひき肉&ニンジン・もやしの中華スープ」
- 「ゴボウのポタージュ」
の4種類も用意されていて、いずれもファミレスのスープバーなんかよりは圧倒的に美味しいので、4種類コンプリートしてしまいました。
もうひとつ特徴的だったのが、エゾシカ肉のジビエコーナー
<夕食>
- ラーメンサラダ
- ジビエシチュー
- ボロネーゼ
<朝食>
- エゾシカ肉&りんごのヨーグルトサラダ
- ジャンボオムレツ
- 蝦夷鹿そぼろ3色のっけ寿司
と挑戦的なメニューがわんさか用意されています。
食わず嫌いな方も多そうなシカ肉ですが、バイキングならちょこっとだけ試すとかもできるので嬉しいですよね。
ちなみに私の感想は…
普段食べているお肉のほうが美味しいかな…でした。
朝食バイキングも夕食並の料理数
朝食バイキングも同じ会場なのですが、夕食と同じくらいの種類の食べ物が用意されていて感動しました。
ちなみに朝食の中で一番美味しかったのは、「ほっき貝のだし茶漬け」でした。
食べることに飽きたらレストラン内にある遊び場で遊ぶ!
料理以外にも工夫はされています。
レストラン内に立派な遊び場があるので、食べ終わった子は…というか食べている途中なのに、思う存分遊び回ります。
むしろ“気になってなかなか食べてくれない問題”が勃発しそうなくらい充実した遊び場です。
森のソラニワのイメージカラーである緑で統一された清潔感のあるマットが気持ちいいです。
料理以外にも子供を楽しませるしかけがいっぱい
遊び場以外にもレストラン会場を離れなくてよい仕掛けもいっぱいあるので、大人はゆっくり食事時間を楽しむことができます。
↓かわいい飾り付けが楽しいテーブル。
みんながいる遊び場はちょっと…という奥手な子供に嬉しい、塗り絵・パズル・絵本コーナー
ちなみに、ロビーには食事時間を調整するボードがあって、お客さんが片寄らないように工夫されていました。
ア・ソ・ボーヤ
これでもか!というくらい子供向け施設があるのですが、地下にもとっても広大な屋内遊具パーク「ア・ソ・ボーヤ」があります。
対象 | 誰でも(宿泊客以外も料金を払えば可) |
営業時間 | 8:00~21:00 |
料金 | 3才以上:500円 3才未満:無料 ※宿泊の場合、10:00~翌日20:00まで何度でも出入りOK |
壁面に的があるので、子供よりパパが夢中になってしまう、ボールプール。
上を歩いて遊ぶブロック。
小3の娘(と私)が一番はまったのは、中国コマ「ディアボロ」。
係員のお兄さんが優しく教えてくれるので、初心者でも回せるようになりました!
ボルダリングもあります。
難易度は3才では難しく、5才くらいでできるかな?という子供向けにちょうどよい難易度でした。
クライミングウォール
ボルダリングで飽き足らない子には、本格的なロープクライミングもあります。
私は別の場所で何度かロープクライミングをやったことがありますが、高度感と達成感が圧倒的なので、満足度でいうと、ロープクライミング>>>ボルダリングくらいの違いがあります。
クライミングウォール(ロープクライミング)だけは1回500円が別にかかります。
ちなみに遊戯場がある地下1Fは、以前はゲームセンター、ビリヤード、卓球が置いてある温泉によくある風景の場所でした。
圧倒的に子供向け施設の方が満足度が上がることを全国の温泉宿さんにお伝えしたいです!!
ちなみに、ビリヤード台はカップルラウンジ、卓球台は姉妹館ホロホロ山荘の卓球コーナーに移設されて現在でも現役で活躍していると思われます…
その他にも楽しい施設がいっぱい!
まだまだ飽きさせない…というか遊びきれない仕組みがありますよ~
ゲームの貸出
プールやア・ソ・ボーヤが終了する21:00以降に活躍するのが、お部屋で楽しめるゲームの貸し出しサービスです。
システムはフロントに行って、空いているゲームと交換する方式です。
寅家が選んだのは、人気No1とおすすめされた「カタミノ」
パズルのピースで空間を埋めるゲームですが、横にさすぼっこ(北海道弁:棒のこと)の位置で難易度を挑戦できるので、子供から大人まで楽しめました。
のぐち文庫
落ち着いた雰囲気があふれる空間もあります。
大人向けの本から絵本まであり、さらには大きいスピーカーからクラシックまで流れているので、とてもリラックスできる空間です。
奥には無料のコーヒーマシーンまであります
私は泊まった翌朝に早起きしてコーヒーを飲みながらゆったり読書をしました。
流星ドーム
屋上には星を眺めるのにちょうどよい、流星ドーム・流星ラウンジがあります。
ムササビ
天気が良い日に遊びたい、野外アドベンチャーパーク「ムササビ」まであります。
ムササビの基本情報
対象 | 誰でも(宿泊客以外も料金を払えば可) |
営業時間 | 10:00~16:00 |
料金 | ファミリーコース 大人:2,000円 子供1,500円 ファンコース 大人:2,500円 子供2,000円 ロングジップライン 大人:1,500円 子供1,000円 |
宿泊/日帰り関係なく結構な料金がかかるので、宿泊とは切り分けてそのうち遊びに来ようと思っています。
森のソラニワのまとめ
ということで、“THE子供のためのホテル”と言っても過言ではない森のソラニワを紹介しました。
正直言って、1泊2日では遊びきれないほど遊ぶ施設が用意されています。
なら、2泊3日にすればいい…とも思うのですが、昼食を食べる場所がないという致命的な欠点があるのですよね。
昼食にありつくには、最低でも車で10分ほど走ったコンビニにお世話になる必要がありますが、そうすると近くの観光地…次の観光地…ホテルには夕方戻ろうとなってしまうのですよね。
なので、やっぱり1泊2日にして、場合によってはチェックイン時間の前から到着して遊ぶのが正解のような気がします。
とは言えちょっと高いな-というあなたへ
子供向け施設は充実していますが、寅家の基準から行くとちょっと高いな-というのも正直な感想です。
そんな方には、シャトルバスで5分、姉妹館のホロホロ山荘に宿泊して、森のソラニワのプールで遊ぶという手もあります。
11月の土曜日、家族4人旅行で料金の比較をすると…
森のソラニワ:41,910円
ホロホロ山荘:30,030円
という結果が出ました。
道民割などオトクな割引が無い時は特に、ホロホロ山荘に泊まるのも手だと思います。