アウトドア大好き、夏も冬も北海道で子供達と遊び回っている寅パパです。
こういう人はいませんか?
氷の上に開けた穴から釣る、いかにも北国っぽい釣りに憧れてはいるけど、どうしたらできるかよくわからない!
今回は、ワカサギ釣りをしてみたい家族連れに向けて自信をもっておすすめできる、何から何まで完備されている朱鞠内湖でのワカサギ釣りについて、おすすめポイントを6つあげて紹介します。
場所は日本で一番気温が低く、北海道民でも驚くほど雪が降る、恐らく日本で一番過酷な幌加内町の朱鞠内湖です(富士山の山頂とかを除く)。
一番過酷ではありますが、ここでしか見れない風景やできない体験もあるので、ディープな北海道体験を求めている人にもおすすめできます。
しかも北海道では珍しい方に分類される、“漁協がしっかり管理している釣り場”なので、釣り具のレンタルやきれいなトイレはもちろん、釣れない場合の相談や、スノーモービルで湖面を滑走、など手厚いサポートを受けることができます。
私でも大体100匹くらい釣れるので、簡単に楽しめるよ。
朱鞠内湖の基本情報
朱鞠内湖へのアクセス
旭川市の北、士別市や名寄市の西側の幌加内町にあります。
from | 高速道路利用 | 一般道利用 |
---|---|---|
旭川から | 1時間30分 | 1時間30分 |
札幌から | 3時間 | 3時間30分 |
朱鞠内湖の基本情報
基本情報 | |
---|---|
名称 | 朱鞠内湖 |
営業日時 | (ワカサギ釣り)6:00~16:00、1/10~4/10 |
料金 | (ワカサギ釣り)高校生以上1100円、小中550円 |
住所 | 北海道雨竜郡幌加内町朱鞠内 |
駐車場 | あり、300円 |
売店 | なし(仕掛けと餌の販売、道具レンタルはあり) |
近くのコンビニ | 車で40分くらい |
トイレ | あり |
HP | 公式HP |
おすすめ1 センターハウスが至れり尽くせり
どの方面から朱鞠内湖を目指しても必ず通るセンターハウスですが、ファミリーフィッシングには心強い味方になってくれます。
ワカサギ釣りに必要なものはなんでもレンタルできる
エサや仕掛けの販売はもちろん、竿や氷とりの網、さらにはテントやストーブなど、およそワカサギ釣りに必要な用品は全てレンタルできます。
暖かい格好だけしてくれば後は、どうにでもなります。
トイレがやたらきれい
釣り場のトイレに良いイメージを持っていない人も多いと思いますが、常にきれいに保たれている…と言うか“おしゃれ”と言っても過言ではないトイレです。
手洗いは温水でハンドソープ完備
手洗いはハンドソープ完備なので、帰りにしっかり洗えば手が魚臭くなることもありません。
しかも水道からは、冷え切った手には涙が出るほど嬉しい温水が出るのも嬉しいポイント⤴️⤴️
釣り方解説も充実
釣り方解説も紙や動画を掲示してくれています。
急がば回れの諺のとおり、はやる気持ちをおさえて、まずは釣り方を勉強するのが、結果的にたくさん釣るコツかな〜と思います。
朱鞠内湖漁協のワカサギの釣り方動画も要チェックです。
おすすめ2 湖が広大で人がまばらなポイントも近くにたくさんある
どんな釣りもそうですが、人が密集している場所は魚の警戒心が強くあまり釣れません。
ワカサギ釣りの場合、氷で遮られているので大丈夫そうに見えますが、やはり氷上の歩く音とかに反応しているようです。
なので、できるだけ人が少ないポイントが良いです。
朱鞠内湖だと駐車場の眼の前に「前浜」という一番有名なポイントが広がっているのですが、いつ行っても人が多いので、他と比べて明らかに釣れる数が少なくなります。
↓常に混雑状態の前浜。
朱鞠内湖はとても広大なので、たくさん歩けば全然人がいないポイントにもたどり着けますが、ファミリーフィッシングだと特に、トイレのあるセンターハウス近くにテントを設置したいところです。
そこで、↓のマップの「カメラ下」「カラス島」「水道沢」をおすすめします(赤字の「受付」が駐車場)。
カラス島や水道沢は駐車場の端に止めれば前浜と同じくらい近いのですが、人は少ないので前浜と比べて圧倒的に釣りやすくなります。
おすすめ3 無料で使えるドリルが各ポイントに置いてある
ワカサギ釣り以外に全く用途のない氷に穴を開けるドリルですが、朱鞠内湖なら各ポイントに置いてあるので、自由に使えることができます。
そもそも朱鞠内湖は氷が厚く、普通のドリルでは湖まで届かないので、マイドリルは持っていかずポイントにあるドリルを借りて穴を開けています。
なお、ドリルが設置してあるポイントはこれまで釣れてきたポイントでもあるので、基本的にこの看板の周辺で釣りをすれば全く釣れないということはありません。
ドリルの値段は6~8千円くらいで大した事ないのですが、持っていくのも大変だし、夏の置き場に困るので、とても助かります。
おすすめ4 もちろんワカサギはよく釣れる
一番重要なポイント、“ワカサギはたくさん釣れるのか?”ですが、前浜以外の“誰かは釣りをしているけど、たくさん人はいない”というポイントを選べば間違いなく釣れます。
どんな魚でも日中は釣りづらくなるので、8時には釣りを開始したいところです。
レンタルのタックルやホームセンターなどで売られているワカサギ釣りセットでもそれなりに釣れるのですが、道具をいいものに変えると当然釣れやすくはなります。
あにきー!ちょっとコツを教えてよ!
おうよ。結局いい道具を使えば、より釣りやすくなるは事実だからね。これから紹介する方法を取捨選択してくれい。
ワカサギ釣りのコツ
先ずはキーワードだけ示します
ワカサギ釣りのコツ
- 仕掛けは針先が鋭敏なもの
- 餌のかかりが悪くなったと一瞬でも感じたら、針が丸くなっている。こまめに交換(目安は2時間)
- あたりが無くなったと思った時は、魚がいないのではなく、餌の吸い込み力が弱くなっただけ。細い糸、軽い重り、敏感な竿だとまだまだ釣れる。
- 糸はPEの細いライン
- おもりは下に落ちる中で一番軽いもの
- ワカサギ釣りのポイントは魚がいる棚(深さ)を見つけること。群れが去ったと思ったら別の棚を探し、棚を探し当てたら、その深さを覚える。
- 餌は紅サシで針にかけてから、ハサミで体を切ってサシ汁で誘う。
- 餌はこまめに交換。理想は15分。目安は30分。
- 魚は10時を過ぎたら釣れなくなる。なによりも早起きが重要。
…大体こんなことに気をつけながら釣りをしています。
では次にこれらを実現するために、おすすめの道具を紹介しますね。
サイズが小さいワカサギ釣りの道具は、一番高いグレードの道具でも出せない金額ではありません。
最初はセットものでよいと思いますが、徐々に道具を揃えると釣れる量が増えてどんどん楽しくなると思います。
イトウとかさらにはマグロ釣りの場合、リールと竿で20万円とかなってしまい、お小遣いが持ちません…ただのボヤキですが…
仕掛けは針先が鋭敏なもの
どれも違いがないような気がする仕掛けですが、寅パパは瞬貫シリーズが一番鋭敏でかかりが良いと思っています。
しばらく使ったら針が丸くなるので、新しいのに替えましょう。「餌が刺さりづらい」と少しでも思った時がタイミングです。
おもりは軽いもの
ワカサギの体重は10gもありません。
そんな小さな魚が口だけでツンツンついてくるあたりを取りたいのに、おもりが重かったら竿も揺れません。
おもりは仕掛けが下に落ちる範囲で一番軽いものにすると、驚くほどあたりが取れて釣果が伸びます。
湖面の氷の状況にもよりますが、寅パパは1~2gのおもりを使います。
仕掛けにセットでついてくるおもりは10gぐらいするので、真っ先に交換しましょう。
朝一の穴の中に氷がまだ残っているタイミングだけは、かるすぎるおもりでは下まで落ちません。
その時は仕方ないので重めのおもりを使います。
糸は絶対にPEラインにすべし
廉価版のリールを買うとナイロンの糸がセットで付いているので、あらためて買わない人もいるかも知れませんが、糸はナイロンではなくPEラインをおすすめします。
PEラインとは20年前くらいに登場した新素材のラインなのですが、極細のラインを編み込んで作られたラインです。
特徴としては、引っ張り強度がとても強いので細くできるのと、全く伸びないため感度がめちゃくちゃ良い点が挙げられます。
とても繊細なワカサギのあたりを捉えるのにもってこいのラインというわけです。
デメリットとしては、大きい魚をフッキングした時に切れてしまうので、リーダーという衝撃吸収区間を別に結ぶ必要があるのですが、極小のワカサギ釣りの場合はそんなことも考える必要はなく、仕掛けに直結しても切れる心配は全くありません。
ナイロンラインの場合、2ヶ月くらい経過すると巻グセがついて扱いづらくなるのですが、全く伸びないPEラインは巻きグセもつきません。
ラインの寿命を考えると、初期投資は高いものの長期間使えるため、最終的にはお得になります。
要するに、ワカサギ釣りでPEラインを使うデメリットは全くないので、積極的にPEラインを使うに限ります!
電動リールがあると棚を設定できるので爆釣できる
手で巻くリールの10倍以上の値段がする、電動リールですが、やはりメリットがあります。
手返しが早くなる(魚がかかる→魚を取り込む→水中に仕掛けを入れる のが早くなる)というメリットは有名ですが、子連れワカサギ釣りの場合さらに大きなメリットがあります。それは…
その時釣れている棚を設定してあげられるので、どんどん釣らせてあげられる。
回遊魚であるワカサギは一日中釣れる棚(深さ)が変わってきます。
子連れワカサギ釣りの親の大切な役目として、棚を発見して子どもたちに教えてあげると言うのがあるのですが、その時に「底から1mで釣れているよ」なんて言っても子供はちんぷんかんぷんです。
電動リールがあれば、ボタンを押すだけで自動的にその深さで止めることができるので、子供でもどんどん釣ることができます。
シマノとダイワ両方の電動リールを使ったところ、巻き込み防止がしっかり機能するシマノ製の方が子供には使いやすいです。
テントを買うなら大きいテントを
大は小を兼ねるor兼ねない問題がありますが、ワカサギテントの場合完全に大は小を兼ねると言えます。
釣具屋さんでワカサギテントを見ると、やたら大きく見えて少し安い中ぐらいのサイズを買ってしまいがちなのですが、ワカサギ釣りの現場は寒いことがデフォルトであり、手袋をした手で作業していると、必ずテント内が荒れてきます。
そんな時、ギリギリのサイズのテントだと足の踏み場もない状態になりかねず、最悪の場合、リールやケータイなど大事なものを穴に落とすと言った惨事を引き起こしかねません。
テントを買う時はできるだけ大きいサイズを買ってください。
以上のことを気をつけて、面白いくらいワカサギを釣ってください。
おすすめ5 氷上で食べるうどんも釣ったワカサギもめちゃくちゃ美味しい
キャンプで食べるご飯が美味しいのはご存知だと思いますが、キンキンに体が冷えるワカサギ釣りの最中に食べるうどんやカップ麺の味はどうしてあんなに美味しいのでしょうか。
「お湯を入れる→捨てる→熱湯を入れる」で持ってきた水筒の熱湯でもカップ麺はつくれますが、アウトドア用のコンロが一つあると、暖房代わりにもなるのでとても快適です。
あにきー!この前行ったら、全然火が点かなくって大変だったよ!
ガスは低温に弱いからね。朝一は火が点かないかもしれないけど、服の中でガスを温めれば必ず点くよ!
後、低温では通常のガスではパワーが弱くなるので、寒冷地対応のパワーガスは必須です。
途中からは飽きて、水遊びの道具に変わることもありますがこれもご愛嬌(^^;)
隣にあるレークハウスしゅまりないでも温かい食事を食べられる
土日祝のみですが、レークハウス朱鞠内のレストランでも暖かい食事が食べられるので、調理器具を持っていない場合でも安心です。
幌加内町には持ち込んだワカサギを料理してくれるお店がある
釣ったワカサギの料理方といえば、やはり天ぷらがおすすめですが、幌加内町のいくつかの蕎麦屋さんでは、持ち込んだワカサギを天ぷらにしてくれます。
たくさん釣った場合は、晩ごはんで大量のワカサギ天ぷらを食べることになりますが、昼食にそばを食べながら、ちょっと天ぷらを食べれるがうれしいポイントです。
寅パパは幌加内町の市街地にあるあじよし食堂でお願いしました。
30匹くらいお願いしましたが、5匹/人を超えた分も100円/10匹で天ぷらにしてくれるのが、超新鮮なワカサギを美味しくいただくことができました。
幌加内町はそばがとても美味しいのに加えて、絶品のワカサギ天ぷらを食べれたのでかなり満足度は高いです。
おすすめ6 釣りに飽きたらスノーモービルが楽しい
広大な朱鞠内湖では、遠くのポイントで釣りをしたい人向けに、スノーモービルの送迎サービスがあるのですが…
送迎ではなく、ただの湖上ドライブとしても乗せてもらうことができます。
これが格安なのに、湖の中央まで行く超ロングドライブで、子供にはとくにおすすめです!
途中からですが、GPSのログを取ってみたら、湖を突っ切るという(当たり前ですが)夏では考えられないルートが残っていました。
予約不要で、当日センターハウスにお願いすれば乗せてくれます。
大人500円、小人無料で30分も乗せてくれるのでオススメだよ
朱鞠内湖のワカサギ釣り まとめ
ということで、朱鞠内湖のワカサギ釣りを紹介しました。
もっと安くて、同じくらい釣れる場所は他にもあるのですが、これだけ設備が整っているワカサギ釣り場は北海道内にもなかなかありません。
寅家の場合、子供を連れて行く時は便利さを追求して毎回朱鞠内湖に行っています。
札幌や旭川と比べると、気温が低く雪がめちゃくちゃ多いという過酷さはありますが、スペシャルな日だとそれもアクティビティとして子供には楽しいようです。
これを見た方がたくさん釣って、ワカサギ釣りを楽しむことを願っています。
ちなみに、食事のところで紹介したレークハウスしゅまりないは宿泊もできるので、泊まりで来ると、一番釣れる早朝から釣ることができるので、釣果も格段に上がると思います。