毎月でも旅行に行きたいため、日々お得な旅行を探している寅パパです。
- 子連れで参拝した恐山
- とてもながーーーいローラー滑り台が楽しい駒っこランド
- 十和田湖のオススメやど
3年ぶりに何も制限がなかった2022年のGW。
我が家は青森県の旅行に行ってきました。
メンバーは家族4人(大人2人+小学3年生1人+年少児1人)。
期間は5泊6日。ただし、フェリー利用で朝到着、夜出発なので、青森県にいたのは丸々4日間。
実際にかかった金額は16万8千円!
それなりの金額ですが、4人でGWに6日間もということを考慮すると上出来と思います。
この記事では上北さくら温泉を出発してから、恐山に行ったあと、とんぼ返りで十和田湖に戻る行程を紹介します。
3日目 恐山、十和田湖
この日は生憎の雨。天気予報では晩まで降ったり止んだりが続くようです。
旅行で最も悩ませられるのが天候ですが、雨だった場合のプランもぼんやりと想定していました。
それは…恐山に行く!
この世の果て感が凄いと噂の恐山は、ピーカン照りよりどんより空の方が似合う気がしていたのですよね。
霊場恐山
住所 | 青森県むつ市田名部宇曽利山3-2 |
開山期間 | 5月1日~10月末日 ※これ以外の期間は立ち入れません |
開門時間 | 6:00~18:00(大祭典・秋詣り期間は別設) |
入山料/ | 大人 500円 小~中学生 200円 |
開山時期に要注意です。開山初日の5月1日に行ったところ、道端には雪が残っていました。
真冬には近寄ることもできないことでしょう。
恐山への道
この日の宿とは正反対になるのですが、片道100km-2時間をひた走ります。
途中、野辺地→横浜吹越間の25kmは無料の高速道路(バイパス)です
2時間のドライブで到着した恐山の天気は曇天。
霊場恐山にぴったりの天気で気のせいか背中がゾクゾクしていました。
三途の川と太鼓橋
恐山の駐車場の手前には三途の川があります。
ここから先は「あの世」ということですね。
写真に写っている橋は太鼓橋。
簡単に渡れそうにみえましたか?
人間は死後に渡ることになりますが、悪人には針の山に見えるようです。
車は普通の橋を通って霊場恐山入り口に向かいます。
六大地蔵
それぞれ、死後に赴く六種の世界(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天国)で救ってくれるそうです。
駐車場を降りてすぐ目に入ってくるこのお地蔵様。
圧倒的な存在感です。
総門を抜け、本堂⇒菩提寺へとすすむ
総門を抜けると、目前に山門、左手に本堂が見えてきます。
大祭(7月)と秋詣り(10月)には写真左手側の広場でイタコの口寄せが行われるそうです。
奥には山門が見えます。
立派な山門を抜けます。
本門を抜けると、霊場恐山菩提寺地蔵殿が見えます。
なお、この両側には参拝者は無料で入れる温泉が4か所あります。
「長時間入らないように」という張り紙があるほど、強酸性だそうです。
強酸性&高温で子連れにはハードルが高すぎるので、入浴は諦めました(> <)
温泉情報は↓のサイトが詳しいです
左手側奥には「地獄谷」が見えます。
地獄谷
地蔵殿を抜けると、地獄谷が広がっています。
ほとんどの方が約3km続く地獄の道を通って、総門まで戻ります。
頂上付近から振り返った様子。
ところどころ硫化水素ガスがブンブン吹き出しています。
聞くところによると、硫化水素のおかげでここで働く人の携帯電話は1年くらいしかもたないそうです。
ちょろちょろ流れている小川は見るからに危険そうな色合い。
極楽浜
地獄谷を抜けると極楽浜にでます。
白い砂とコバルトブルーの湖につられて、お地蔵様の表情も和らいでいるように見えます。
曇天の天気に助けられ”地獄の極楽”という表現がピッタリの写真になりました。
帰りも三途の川を渡って帰ります。
帰るときには決して振り返ってはならないそうです。
恐山冷水
ブログを書きながら恐山の事を調べているときに気づいたのですが…恐山への道の途中に、不老不死・長寿の水が湧き出ていたようです。
確か2台ほど駐車していた記憶はありますが、華麗にスルーしてしまいました
なんでも「1杯飲めば10年若返り、2杯飲めば20年若返り、3杯飲めば死ぬまで若返る」とのこと。
これを読んでいるあなたは見逃すことなく長寿を手にしてくださいね
霊場恐山の感想
10年ほど前、北海道に帰るための大間へのドライブの途中に麓を走った時に感じた違和感が忘れられず、ようやく訪れることができた、霊場恐山。
想像通り異世界の空気が充満していました。
表現するのが難しいのですが…目から入る景色だけでなく、硫化水素の匂いや、静寂の中で唯一聞こえる風車のカラカラ回る音など、五感全体で感じるようなそんな感覚です。
このブログを読んでいる読者の方には是非訪れて異世界の空気感を是非感じてほしいと切に願います。
…ただ、とおいんですよね…
今回は十和田湖まで戻りましたが、やっぱり下北半島の宿に泊まればよかったと思っています。
横浜町 菜の花畑
恐山を後にした我々は、来た道を戻り十和田湖方面に向かいます。
途中に寄ったのが横浜町の菜の花畑。
最盛期には一面が黄色で埋め尽くされる圧倒的な景観が広がっているようです。
が…最盛期は5月中旬だそうで、訪れた5月1日の菜の花畑はポツポツ…
ですが、かえって誰もいない畑でゆっくり菜の花を見ることができました。
それに、長時間ドライブで退屈していた子供達はそこら辺を走り回り、思いっきり羽根を伸ばすことができたので、結果オーライです(^ ^)
湧水亭のドーナツ
旅行中寅ママが食べ物系のお店を見つけてくれることが多いのですが、この日も超絶美味しいお店を見つけてくれました。
通る車の3台に1台は寄っていくのではと言ういきおいのこのお店。
店舗の外にまで行列は続きますが素晴らしい回転率の速さであっという間に買うことができました。
こぶりなサイズのドーナツでしたが、とても美味しかったです。
次来たときは2個、3個と食べてみようと思います。
駒っこランド
十和田湖への途中に大型遊具が並ぶ公園があります。
夕方とはいえこの日はGWの真っ只中。
それにも関わらずほぼ貸し切りで巨大公園を楽しむことができました。
駒っこランドの遊具
ぐるっと横に長い複合遊具
上の写真左側は屋根がかかっているので、雨の日でも遊べそうです
すべり台が並ぶメイン遊具
横にもつながっているので、鬼ごっことか楽しいですね
はじめて見た4回転もする渦巻き滑り台
私もうずまきすべり台に挑戦しましたが…フラフラになりました(^ ^;)
馬つながり?でトロイの木馬みたいな滑り台
すべり台の素材をよーく見てください。
柔らかいのにとってもよく滑り、静電気も発生しない、私が一番大好きなポリエチレン樹脂製です。
駒っこランドの超ながーーい ローラーすべり台
遊具の広場から500mほど山側に、全長約200mのローラーすべり台があります。
こんな山道をずんずんのぼります
大人も子供もひたすら登ります。
なお、クッションの貸出があるので、下の「マット収納箱」から必ず持ち上がりましょう。
奥入瀬渓流
今晩の宿のある十和田湖畔へは奥入瀬渓流に沿って走れる国道102号線を通って向かいます。
訪れた時間は夕方の5時。
2〜3分に一台くらいのペースでしか対向車ともすれ違いません。
家族はみんな疲れて寝ていたので、他の車の邪魔にならないスペースを路肩に見つけて、誰もいない奥入瀬渓流を堪能します。
翌日午前中にも観光したところ、車で走行するのもやっとの混雑でした。誰もいない夕方の奥入瀬渓流はオススメです。
3日目の宿は十和田湖畔温泉 十和田湖山荘
宿はこの旅唯一の食事付き。
ヒメマス、十和田バラ焼き、きりたんぽ、山菜…ご当地グルメをひと通り満喫させてもらえます。
ヒメマスとは…紅鮭の陸封型で、北海道の支笏湖が有名なのですが…
十和田湖のヒメマスも支笏湖と同じくらい美味しかったです。
ヒメマスの味を形容するなら…紅鮭の旨味が凝縮された身を、さらに小ぶりにして上品にした味です。
十和田湖山荘の部屋と温泉
部屋は「新館」とのことで、謳い文句どおり「ヒバの香りがほのかに香る」清潔感あふれる宿でした。
こんな写真しかなくて申し訳ないです(^ ^;)
温泉は…熱くて狭くて息子は入ってくれず(><)
でも冷凍パインもセルフで食べられGWにも関わらず、家族4人2食付きで23,000円はとてもお得でした。
温泉は諦めて、料理と部屋を満喫したい人にとっては、十和田湖山荘は抜群のコスパ宿でした!
3日目の費用
項目 | 金額 |
---|---|
入館料やお土産 | 1,000円 |
食費(朝、昼) | 2,000円 |
宿泊料(十和田湖温泉十和田湖山荘 1泊2食付き) | 23,000円 |
合計 | 26,000円 |
今回はここで区切ります~