チャリダーのパパママさん!子どもと一緒に自転車に乗っていますか?
ママチャリで二人乗りしている光景はよく見ますが、クロスバイクやMTBで二人乗りってあまり見ないですよね?
市販のチャイルドシートだと取り付けられないものがほとんどなのですが、探せばあります!
私はトップチューブに取り付けるタイプを導入したところ、メリットばかりだったので紹介しますね。
安全面でも、2年以上使用していますが、ヒヤッとなったことすらありません。
いきなり結論 ~MTB用トップチューブタイプのチャイルドシート~
- シンプルで違和感がない
- 子供のバランス感覚が磨かれる
- 腕の中に子どもの頭があるので、会話が弾む
- 子どもが自分でバランスを取る必要がある
- シートベルトがない
法律的に自転車の2人乗りはOKなのか?
都道府県の公安委員会が決めることになっているので、都道府県ごとに違うようなのですが、北海道の場合は、HPにわかりやすく説明が載っています。
自転車は、2人乗り禁止です!
しかし、小学校就学の始期に達するまでの者を乗せる場合は例外があり、『16歳以上の運転者』が、
① 幼児用座席に小学校就学の始期に達するまでの者1人を乗せる
② 4歳未満の者1人を背負い、ひも等で確実に緊縛している
場合は、2人乗りが認められ、
③ 幼児2人同乗用自転車(運転者のための乗車装置及び2人分の幼児用座席を設けるために必要な特別の構造又は装置を有する自転車をいう。)の幼児用座席に小学校就学の始期に達るまでの者2人を乗せる
④ 幼児2人同乗用自転車の幼児用座席に小学校就学の始期に達するまでの者1人を乗車させ、かつ、4歳未満の者1人を背負い、ひも等で確実に緊縛している場合は、3人乗りが認められています!
※ 根拠法令 道路交通法第57条第2項、道路交通法施行細則(北海道公安委員会規則)第10条
北海道警察のHPより
要するに…
- 運転者は16歳以上
- 幼児用座席に座れるのは小学校入学前まで
- 背負うことができるのは4歳未満のみ
- 子供2人を背負うのでなければ、3人乗りまで認められている
と言うことです。
気になる方はそれぞれの都道府県の決まりについて調べてみてください。
私が取り付けた2人乗りグッズはどれか
大人だけの普段づかいも重視したいので…大げさでないことを考慮して検討した結果、トップチューブに取り付けるタイプにしました
トップチューブとは、メインフレームの▽の上の辺のことです。
- 会社に行く前の1kmだけ子どもを乗せるので、大げさでない方がいい
- 子どもなしで自転車に乗ることのほうが多いので、大げさでない方がいい
- リヤカータイプは重そう
- ハンドルタイプはクロスバイクにはつかないことが多い
- 後部タイプはバランスや負荷のかかり方が心配
⇒トップチューブに取り付けるタイプのチャイルドシートがベスト!
・子どもとお話しながら通園できる
・ 子供のバランス感覚が向上してストライダーすいすい
といいことづくめの結果になりました
安定性はどう?
重心に近い位置に子供を乗せるからなのか、体感ではかなり良い思います。
イスではなくサドルに乗っているからなのか、子どももバランスを取って乗っているようで、ヒヤっとしたこともありません。
ペダルを漕いでいる足に干渉しない?
体格によって違うので断言は出来ませんが、私の場合は、絶妙の隙間で干渉しません。
子どもが乗っていないときは全力でこげますし、子どもが乗っていても、足が干渉することはありません。
腕の間に子どもがいるので、全力では漕げはしないですけどね。
ただし、子どもがリュックサックを背負っているときは、足に干渉します。
⇒リュックサックを変更したところ、当たらなくなりました!
もともとNIKEのリュック(推定15L/お尻が隠れるくらい)を使用していたのですが、ドイターのリュック(8L/お尻の上まで)に変更したところ全く干渉しなくなりました!
ちなみに、アウトドア派の私がこよなく愛するdeuterのリュックは丈夫で背負心地がよく、小さい頃からいいものを渡したいパパママにとってもオススメの一品です。
サイクリング中会話はできるの?
バッチリできます!
子どもとの距離は10~20cmくらいなので、1日の中で一番会話がしやすいくらいです。
うみあるね。さかないるね
(うみ=川のことです^ ^;)
とか
ここもこうじやってるね
など毎朝同じような会話を繰り広げてますが、通園時間がとっても楽しくなります!
他にメリットはある?
もうひとつこのチャイルドシートを使うメリットあります。
それはバランス感覚が身につくこと!
通常のチャイルドシートと違い、自転車のサドルと同じなので、子どももしっかりと前を見て座るんですよね。
このチャイルドシートのおかげで、2才5ヶ月の頃には、ストライダーでスイスイしていました。
取り付け方の紹介
自分の自転車に付けられるかをイメージするために、付け方を説明します
梱包
重量は1.5kg
(中国から直送で来たためか)箱は潰れていましたが、しっかり梱包されていて、問題ない状態で届きました。
取り付ける場所はトップチューブとダウンチューブ
取り付ける場所は、トップチューブとダウンチューブにまたがる部分に付けます。
そのため、水平かやや斜めのトップチューブがある自転車でないと取り付けられません。
前輪の泥よけ(の後ろ側)も干渉する可能性があります。
⇒外しました。
トップチューブとダウンチューブの幅は34mm~61mm
この範囲外ですと、ネジが締まりませんが、電動自転車でも無い限り大丈夫かと思います。
チューブへの接触部分はゴムで保護されている
黄色で囲んだ部分が自転車との接触ポイントですが、ゴムで保護されているため、「傷がー」というのは無いと思います。
定期点検に持って行った自転車屋さんからは、「この自転車はフレームが太いから大丈夫だと思うけど、アルミだからヒビが入る可能性はあるよ」とは言われました。自己責任ですね。
ネジ締めは中段と下段
締めようと思えばどれだけでも締められるので、適度に締めるのが重要です。
サドルを取り付けて完成
耐久性はどう?
部品自体は、しっかりとした鉄製なので、かなり頑丈そうです。
むしろフレームに傷が付きそうなくらいですね
が、半年たったくらいからネジ止め部分にサビが目立ち始めました。
2年くらいでお役御免になる予定なので、問題なさそうですが、2人目/3人目となった場合は、ホームセンターで防錆加工されたネジを買おうかなとは思っています。
実際に乗ってみた
うーん、パパと子どもの顔が近くていい感じじゃないですか?
重心も両輪の真ん中あたりにあるはずなので、漕ぎやすいです。
自転車の2人乗りグッズの種類はどんなのがあるのか
ハンドルに取り付けるタイプ
ハンドルが重くなりますし、スポーツタイプに取り付けられるのを見つけられませんでした。
リヤに取り付けるタイプ
送り迎えをメインにすえて、ガッチリ固定することを目指すなら、無くはないかな~と思いますが、自分のリュックサックをどうするか問題が発生しそうなので、諦めました。
牽引するタイプ
かっこいいですね(´∀`*)。
これを引いて一泊二日とか行ってみたいですが、会話のしやすさでは、トップチューブ式が一番ですね!
どれも一長一短ですね。ニーズにあったものをよく検討してください。
他に必要なものはいるの?
工具は不要
付属の工具があれば取り付けられるので不要です
センタースタンドはいる?
チャイルドシートとセットで紹介されることも多いこれです
他のタイプでは子どもをシートに乗せた後、シートベルトを締める必要があるため、必須ですが、センターチューブタイプはイスに置いてあげるだけなので、必要性を感じたことはありませんね。
…そもそもシートベルトについてですが、硬い箱で覆われている自動車とは異なり、何もかもがむき出しの自転車でシートベルトっているかな?とは思います。
自転車の場合は、ガッチリ固定するより、受け身を取れるくらいの余裕度がある方がいい気がしています。
ヘルメットの義務化について
道路交通法が令和5年4月1日に改正され、自転車乗車時のヘルメット着用が努力義務化されました。
自転車を運転するすべての人がヘルメットをかぶることに努めなければならないのはもちろんのこと、同乗する方にもヘルメットをかぶらせるように努めなければなりません。
また、保護者等の方は、児童や幼児が自転車を運転する際は、ヘルメットをかぶらせるよう努めなければなりません。道路交通法 第63条の11
第1項
自転車の運転者は、乗車用ヘルメットをかぶるよう努めなければならない。第2項
自転車の運転者は、他人を当該自転車に乗車させるときは、当該他人に乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない。第3項
警視庁のHPより
児童又は幼児を保護する責任のある者は、児童又は幼児が自転車を運転するときは、当該児童又は幼児に乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない。
※罰則規定は無く、努力義務となっています。
スキーなんかもこの5年くらいでヘルメットの着用率が劇的に上がりましたが、歩くより早いスピードで動くものに乗るときは積極的に着用したいものです。
親が選んだヘルメットを気分だけで「かぶりたくない!」とか言われると嫌なので、本人に好きなヘルメットを選んでもらっておだててかぶらせる作戦を寅家は遂行しました。
クロスバイク(MTB)に取り付けるチャイルドシートのまとめ
いきなり結論 ~MTB用トップチューブタイプのチャイルドシート~
- シンプルで違和感がない
- 子供のバランス感覚が磨かれる
- 腕の中に子どもの頭があるので、会話が弾む
- 子どもが自分でバランスを取る必要がある
- シートベルトがない
半年使用しましたが、私の腕の中で包むように守れてお話が弾む、トップチューブタイプにして良かったと思います。