年中旅行に行きたいため、日々お得な旅行を探している寅パパです。
- 北海道⇔本州の移動でフェリーを使った場合の費用
- 家族連れでフェリーを利用できるのか
我が家では北海道⇔本州の移動の際、条件が合えば飛行機ではなくフェリーを利用します。
飛行機よりも時間がかかるというデメリットはあるものの、うまく選ぶとそれを上回るオトクさを得ることができるのですよね。
特に航空運賃が高くなる大型連休に、その効果は高くなります。
今回紹介する北海道⇔青森のシルバーフェリーは家族4人(大人2人+小学生1人+年少児1人)で約2万円でした。
あなたもこの記事で勉強してお得に旅行しちゃいましょう!/
北海道⇔本州の移動手段
北海道⇔本州の移動では自動通行が可能なトンネルはないため、飛行機、電車、フェリーのいずれかを使うことになります。
目的地ごとにおおよそかかる費用を比べてみました。
札幌から旅行するのにかかる費用
目的地 | 飛行機 | 電車 | フェリー |
---|---|---|---|
青森県 | - | 1.5万円 | 6千円 |
宮城県 | 1.0万円 | 2.2万円 | 1.1万円 |
東京都 | 1.5万円 | 2.7万円 | 1万円 |
※買うチケットの種類によって値段はかわるため、おおよその目安です。
思ったほど安くはないのですが、目的地が空港より海の港の方が近い場合は使い勝手がよくなります。
宿泊費を浮かせるためにフェリーを使う
旅行で最も費用がかかるのが、宿泊代ですよね?
特にGWともなると、なんでもないビジネスホテルでも2万円くらいはします。
普段5000円くらい(北海道だとそんな宿がごろごろあります)で泊まっている我が家にはとても痛い!
フェリーのダイヤをよく見ると、夜中に移動⇒現地についたら朝から観光できる航路がいくつかあります。
移動中に眠れる北海道⇔本州のフェリー
北海道⇔本州は20時間くらいかかる航路が多いのですが、ちょうどよい航路がいくつかあります。
南行きのおすすめ航路
フェリー会社 | 時間 | リンク |
---|---|---|
シルバーフェリー | 苫小牧21:15→八戸4:45 苫小牧23:59→八戸7:30 | HPへ |
太平洋フェリー | 苫小牧19:00→仙台10:00 | HPへ |
商船三井フェリー | 苫小牧18:45→大洗14:00 | HPへ |
新日本海フェリー | 苫小牧19:30→秋田7:35 | HPへ |
北行きのおすすめ航路
青森⇔函館だと3時間で早すぎて眠れず。新潟⇔小樽だと16時間で一日無駄になる。と、ちょうど良いものは少ないのですが、苫小牧⇔八戸だと完璧な日程にできました。
シルバーフェリー 苫小牧⇒八戸
出港場所は苫小牧西港
北海道の海の玄関口といえば、苫小牧西港。
シルバーフェリー、太平洋フェリー、商船三井フェリーの3社が集まっているのでとても立派なターミナル。
難点は駐車場が有料なこと(500円/24時間毎)
※新日本海フェリー利用者は注意!苫小牧東港という別の港を使います。
ギリギリに行って間違えると致命傷になるので要注意!!
騒ぐ子連れ旅にはきつかった2等寝台B
GWで予約が埋まっていたため、やむなく2等寝台Bを利用。
こちらカーテンがあるのみで扉はありません。
子供が騒ぐと迷惑になるので、できれば2等寝台A(扉付き)以上を利用したいです。
3歳児は添い寝のため、料金がかからず。
我が家は3つのベッドを利用できましたが、写真のとおり2つで一組のため、一方の下段は知らない方が寝ていました。
結局ママ+娘とパパ+息子で2つのベッドを使用しました。
フェリー旅の楽しみと言えば船内での宴会
フェリーといえば、船内の宴会!
荷物の持ち込みは無制限なので、コンビニでしこたま買い込んだ食べ物をクーラーボックスに入れてくる猛者とかもわんさかいます。
どの船にも電子レンジやお湯が用意されていて便利なのです。
が…船によってルールが違ってくるので確認が必要です。
フェリー会社によって違うルールの例
- パブリックスペースでのカップ麺禁止(匂いが理由)
- パブリックスペースでの飲酒禁止(コロナ対策) etc…
ちなみに、シルバーフェリーはパブリックスペースでの飲酒が禁止されていました。(> <)
フェリーに乗ったら絶対に見逃したくない朝焼け
フェリーに乗ったら是非朝焼けをながめてください!
目が覚めるといつもと違うベッド
揺れる船内をよろめきながら甲板に上がる
360°回りは海
一晩寝る間に、空気はポカポカ(ヒンヤリ)
目を凝らすと、これから行く地がぼんやり見える
昨日までの現実のあれこれなんか全部忘れた
気分は完全に旅行モード
乗船中に即興で書いた文章ですが、こんな感傷的な文がすらすら出てくるほど、気分が開放されます。
時間をかけて移動するからこそ味わえるこの感覚が船旅の最大の魅力だと思います。
フェリー乗船にかかった費用(行き)
項目 | 金額 |
---|---|
食費(フェリーでの夜食代) | 1,000円 |
フェリー乗船代(大人×2人、子供×1人、添い寝1人 苫小牧⇒八戸) | 15,750円 |
駐車場(苫小牧港 5泊6日) | 2,500円 |
合計 | 19,250円 |
自動車を運ぼうとすると一気に高額になります。
5m未満で27,000円なので、(多少不便ですが)レンタカーを借りることにしました。
シルバーフェリー 八戸⇒苫小牧
帰りのダイヤも利用しやすいものだったので同じ会社のフェリーを利用しました。
船名はシルバーエイト。
等級は2等寝台A。この等級から鍵付きの扉で閉められるため、騒ぐ子供がいても少し安心できます。
シルバーフェリーは4隻の船がありますが、シルバーエイトのみ2等寝台Aが定員2名です(他は1名)。
2段ベットになる分、窮屈にはなりますが、一つのベットに大人+子供で眠れば一部屋で家族全員眠ることができます。
ちなみに我が家の場合大人×2人、子供×1人、添い寝×1人で購入したため、別の部屋にもう1ベットあてがわれました。(もう1部屋は他の人との相部屋ではなく、1人で専有できました。)
シルバーフェリーのHPには「混雑時に他の客と一緒になる可能性がある」とあり、この日はほぼ満席だったのですが、それでも知らないお客さんと一緒になることはありませんでした。
机の上をよーくみると、惣菜やらお酒の瓶やらが並んでいます。
とても狭いですが、整理整頓してなんとか宴会を開けました。
フェリー乗船にかかった費用(帰り)
項目 | 金額 |
---|---|
食費(フェリーでの夜食代) | 3000円 |
フェリー乗船代(大人×2人、子供×1人、添い寝1人 苫小牧⇒八戸) | 18,900円 |
合計 | 21,900円 |
北海道⇔青森のフェリーを利用した感想
これまでフェリーは何度も利用してきたのですが、相変わらずとても楽しい旅行にすることができました。
飛行機と比べて時間はかかりますが、そのかけた時間が気分を旅情モードに変えてくれるのがフェリー旅の一番良いところなのですよね。
加えて、苫小牧⇔八戸航路は航行時間が約8時間なので、夜中に移動する便を利用すれば…
- 前日は普通に仕事
- 夜に乗船
- 翌朝到着した瞬間から観光
と旅行好きなら、うなるようなスケジュールで動くことができます。
ぜひ自分にぴったり合う航路を探して、海で迎える朝焼けに美しさを体験してください!