一年で北海道の子供向けプール併設の宿を制覇した寅パパです。
5月にミナミナビーチを擁する星野リゾート トマムに遊びに行ったので、紹介しますね。
トマムのザタワー宿泊にかかった費用
娘の振替休日を活用して、パパ+娘(小3)+息子(3才)で行きましたが、道民割(県民割)を使ったのでめちゃくちゃお得に泊まれました。
項目 | 金額 | |||
---|---|---|---|---|
宿泊料 | 大人 | 11,400円 | 1人 | 11,400円 |
小学生 | 7,480円 | 1人 | 7,480円 | |
3才以下 | 0円 | 1人 | 0円 | |
小計 | 宿泊料 | 18,880円 | ||
道民割 | 大人 | -5,000円 | 1人 | -5,000円 |
小学生 | -3,000円 | 1人 | -3,000円 | |
支払額 | 10,880円 | |||
クーポン | 2,000円 | 2人 | 4,000円 | |
実質負担額 | 6,880円 |
トマム公式や旅行サイトを見るとわかりますが、日によって料金がものすごーーく変動しています。
星野リゾートトマムはとても高いイメージがありましたわ。
1泊あたり、6000円〜25000円と振れ幅がハンパないので、サイトをたくさん見比べてオトクな日を見つけるのがポイントだよ。
トマムの基本情報
名称 | 星野リゾート トマム |
住所 | 北海道勇払郡 占冠村中トマム |
営業期間 | 4月下旬~10月末(サマーシーズン) 12月1日~4月上旬(ウインターシーズン) |
4月と11月はサマーシーズン⇔ウィンターシーズンの切り替えのため、リゾート全体で休業するようです。
トマムの場所
北海道の真ん中、千歳市と帯広市の間、財政破綻したことで有名な夕張市のとなりにある、人口1,250人の占冠村のさらにハズレにあるトマム(苫鵡)地区にあります。
高速道路 | 一般道 | JR | |
---|---|---|---|
札幌市 | 2時間30分 | 3時間 | 1時間40分 |
旭川市 | 2時間10分 | ||
新千歳空港 | 1時間30分 | 2時間20分 | 1時間20分 |
帯広市 | 1時間 | 1時間40分 | 1時間 |
特急しか止まらない「トマム駅」があります。もちろんホテルまで送迎してくれますよ。
北海道中の中でも特に人が住んでいないへんぴな地域でして…占冠の集落から向かうと20分くらい人工物が無い道をひたすら走った後にどでーんと、巨大な構造物が現れる光景は本当に異様です。
いかにもバブルの時代に作られたリゾートで、維持するだけでも相当たいへんそうですが、破綻後に引き継いだ星野リゾートが見事に復活させている様子は感動モノ。
wikipediaにアルファリゾート・トマムの破綻から復活の物語が載っているので読むと楽しいです。
↓駐車場の裏はこんなのびのびとした牧場が広がっています(昔はゴルフ場でした)
トマム ザ・タワーのお部屋
トマムリゾートの中で宿泊できるのは、星野リゾートが運営する、トマム ザ・タワーとリゾナーレトマム、そして星野リゾートとは運営が別のクラブメッド北海道トマムの3つです。
どれを選んでも立派なのですが、今回選んだのはその中では一番お得に泊まれる、ザ・タワー。
一番オトクなザ・タワーのお部屋ですが、いつも安いビジネスホテルに泊まっている寅家にとっては十分な広さがあります。
パパ+娘(小3)+息子(3才 添い寝)だったので、ツインを予約しましたが、トリプルにアップグレードしてくれました⤴
サイドテーブルはないので、子供の落下防止のために、簡単にベッドをくっつけることができます。
トマム ザ・タワーのバスルーム
バスルームも紹介します。
トマムにはミナミナビーチに併設の木林の湯という展望風呂もありますが、バス移動が発生するのでミナミナビーチ利用者じゃなければ部屋のお風呂で済ます方も多いと思います。
一般的なビジネスホテルにあるタイプよりは余裕をもったつくりのユニットタイプのトイレとバスです。
鏡が大きいので朝の支度は快適です。
トマム ザ・タワーの館内施設
チェックインしたらトマム ザ・タワーの館内施設を探検。
ラウンジ
星野リゾート トマムの嬉しいところは無料の施設が充実しているところです。
トマム ザ・タワーの1Fにあるラウンジもその一つ。
水・ジュース・スパークリングワインがおいてありました。
スパークリングワインですよ!
この後プールでたくさん遊ぶ予定だったので、泣く泣く諦めました。
キッズルーム
ラウンジの隣にはキッズルームもあります。
窓を大きく取り入れた明るい空間で、ブロックを贅沢に使って遊べます。
コロナ禍のためなのか、モノは少なめなので、広い空間を縦横無尽に走って遊ぶ我が息子。
絵本もおいてありました。
「しずくのぼうけん」とか、縦に読む「うみのそこ」とか我が家の子供が好きな本が置いてあって、そのチョイスにうなりました。
星野リゾート トマムでの食事
広大なトマムですが、問題点があります…
問題点…リゾート内にレストランが散らばっていること!
レストランへは長い通路やリゾート内バスを使って移動することになるので、時間に余裕を持ってゆったり行動することが重要だったりします。
夕食
トマムリゾート内には、ジンギスカンからイタリアンまで約20軒ものレストランがあります。
宿泊客以外全く期待できないこの辺ぴな土地によく作ってくれたと感動はしますが…単価が高い(^ ^;)
明らかに北海道に遊びにきた本州や海外のお客向けメニューのため、かるーく済ませたい道民の寅家は一番お得に食べれそうな、ラーメンをチョイスしました。
ラーメン1杯1500円~と、占冠村の他のラーメン店の倍のお値段はしますが…味は美味しかったです。
朝食
朝食会場は、ザ・タワーから通路で5分の「hal」かバスで移動の「ニニヌプリ」になります。
泊まったのは5月の平日でしたが、halは待ち時間30分、ニニヌプリは案内時点では待ち時間なしでした。
それならと10分間隔のバスに乗って「ニニヌプリ」に到着してみると…入り口で約10分待たされました(^ ^;)
8:30からGAO OUTDOOR CENTERのファームのお仕事体験ツアーを予約していた我々に残された時間はたった5分…
朝食バイキングで何を取ったか全く記憶がないくらい慌ただしい朝食だったため写真はありません(> <)
朝食時間は+30分くらいの余裕を持って予定を立てましょう!
ミナミナビーチ
いよいよこの旅のメインのミナミナビーチに行きます。
名称 | ミナミナビーチ |
営業時間 | 年中営業 (4月、11月のトマムリゾート全体が休みの期間を除く) 11:00~20:00 |
料金 | トマムリゾート(クラブメッドを含む)宿泊者は無料 日帰り 大人:2,600円 子供:1,100円 |
タオル | 入場時に必要数分を貸してくれる。 |
浮き輪の空気入れ | あり。空気を抜いて拭き取ってくれるサービスも無料。 |
レンタル | 水着:1100円 浮き輪:1500円(交換無制限。一日利用可能) |
大会が開かれるようなプール以外ではまずお目にかからない、30m×80mのめちゃくちゃ大きい室内プールです。
宿泊するザ・タワーやリゾナーレトマムから歩いてくるのは現実的ではなく、自分の車か大体10分おきに運行されているエリア内バスでここまで来ます。
真冬には外気温が-20℃を下回ることもあるトマムですが、そんなときでも常に30℃を保っているから驚きです。
控えめな音量でウクレレ調のBGMが流れていて、とてもリラックスできます。
30分ごとに発生する人工波がやたら大きい
このプールですが、30分ごとに人工波が発生します。
大人からするとプカプカ浮かんでいるところに変化をつけてくれるので楽しいのですが…
とらくん なみ にがて
めちゃくちゃ波が大きくて、小さい子は苦戦します。
小3の娘は大いに楽しんでいましたが、3才の息子には激しすぎたようです。
そう言えば…赤ちゃん用の水遊びパンツは繰り返し使えるタイプが便利ですよ~
プカプカ浮かぶ以外にも楽しみがあるプール
こういうプールでよくある滑り台はないのですが、さすが星野リゾート!という楽しめる仕掛けを用意してくれています。
綱渡り(ウォーターライン)
- 料金:無料
プールの奥、足が届かない水深エリアの上には平らなロープが一本張られていて、いわゆる綱渡りに挑戦することができます。
係員さんに声をかけて手伝ってもらうスタイルです。
とても空いている日だったので、係員さんを独占できましたが、混んでいる日はどうなるのでしょう…
見た目以上に難しく、私は3歩進んだのが最長距離でした。
水上で挑戦する前に練習できる小さいやつもあります。
SUP(スタンドアップバドルボート)
やっているひとはいませんでしたが、1100円で楽しめるようです(30分)
浮き輪
浮き輪のレンタルは1600円で1日交換し放題。
普段使えない大型も含めて、全て使い放題で満足度は高いです。
が…混雑している時はかなり気をつかうので、空いているだけの方が良いと思います。
ライフジャケットと腕につけるアームヘルパーは無料です。
プールを取り囲むようにチェアが配置
メッシュのチェアがこれでもか!と置いてあります。
我が家が言った時はガラガラでしたが、夏の混雑している日でもあぶれることはなさそうな量でした。
日帰りで遊ぶ人向けに、600円引きになるクーポンあります。
ミナミナビーチの隣には露天風呂の木林の湯
トマムには温泉はありませんが、展望浴場はあります。
<木林の湯>
雰囲気はいいし、部屋のお風呂よりは圧倒的にいいのですが…
露天風呂しかないのが難点です。
3才の息子は「寒い!」と嫌がり手こずりました(^ ^;)
ちなみにミナミナビーチと同じ建物にあるので、プールで遊んだ人は、荷物を持って水着のままお風呂に移動できます。
宿泊者はバスか車での移動が発生します。
チェックイン時にもらえるチケットを忘れるとホテルまで戻って…と30分はロスするので絶対に忘れないでください。
フォトジェニックなスポットが満載の雲海テラス
思いっきり遊んだ翌日は、早起きして雲海を見に行きます。
雲海テラスの基本情報
雲海とは…山の上から地上を見下げたときに目線より下に広がる雲の海のこと。
トマム山周辺はその地形からよく発生するようです。
とは言え発生確率は30~40%くらいで、一週間のうち2日くらいは見られるかな~とのことでした。
アクセス | 星野リゾート トマム内 雲海ゴンドラよりアクセス |
営業時間 | 【A期間】5/11~5/31 5:00~7:00 【B期間】6/1~8/31, 10/1~10/14 5:00~8:00 【C期間】9/1~9/30 4:30~8:00 |
雲海ゴンドラの料金 | 宿泊者は無料 日帰り:大人 1,900円、小学生 1,200円、ペット 500円 |
まだ寝ぼけている子どもたちを起こして雲海テラスへ!
翌朝目が覚めた時のトマム ザ・タワーの部屋からの光景です。
上空に雲はあるものの、山頂と山麓の間に雲が広がっているのが確認できます。
まだ眠たそうな、娘と息子を無理やり起こし、ゴンドラ乗り場までやってきました。
私はチェックインするまで知りませんでしたが、宿泊者はゴンドラが無料です。雲海はともかく、朝に山頂へ行くだけでも楽しいので是非早起きして雲海を目指してください。
5月なのにゴンドラからは、ところどころ雪が残っている斜面を眺められます。
雲海テラス
ゴンドラにゆられること約10分で山頂駅に到着します。
下から見上げたときより雲が出てきた気がしますが、雲の状態はすぐ変わるので諦めずに待ってみます。
山頂駅のショップでは、雲を意識したスイーツが売られていました。
「映える写真が簡単に撮れるのでSNSにアップしてね!」と言わんばかりのスイーツに思わず記念撮影。
3才児の見事な食べっぷりも同じくらい映えているのでどーぞ
山頂駅から先は映えを意識したスポットが目白押し!
山頂駅から先は平坦な道や階段をあるくのですが、その先々に“映え”を意識したフォトジェニックなスポットが並んでいます。
写真を撮らずにはいられないこのしかけにまんまとはまり、パシャパシャと撮りまくりました(^ ^;)
登るのはちょっと怖いけど、空に立った気になるクラウドバー
山頂駅を出てまず目に入るのが、このクラウドバー
高さ2~3mほどの椅子で、上に行くのは結構怖いのですが…
たった2~3m上に上がるだけで下を歩いている人が視界に入らなくなり、雲海への没入感が半端ないです。
雲海を一望できるクラウドウォーク
山頂の平坦な場所の角に位置するのが、空に大きく突き出したクラウドウォーク
外に大きく突き出しているので、雲海の写真を取りやすく、またこの構造物自体の造りもあってとても素敵な写真をとることができます。
上からみると、外に突き出しているのがよくわかります。
クラウドウォークに進んだあたりで雲がいいぐらいに散って、一面に広がる雲海を見ることができました。
もはや写真を撮る以外の用途が思いつかないクラウドベッド
クラウドウォークの後は階段を登るのですが、その途中にあるのが白い◯が連なっているクラウドベッド
これはなんなの?とか思いながら、白くて可愛いのでとりあえず写真を撮ってしまうなんとも楽しいスポットです。
朝露で濡れてはいますが、お構いなしに腰掛けると素敵な写真が撮れます。
すごい楽しそうなのに人がいない?クラウドプール
雲海テラスの周遊路を歩いて、最後にあるのがとても大きなクラウドプール
思わず「人もいないし、こんな大きなネット遊具で遊びたい!」と急いで向かったところ…
長蛇の列でした…
そりゃこんなに素敵なスポットが空いているはずが無いよねと我に返ったわけですが、見ていると1組3分くらいはついやしている様子で、我が家の場合この後のファームのお仕事体験と朝食に間に合わなそうだったので泣く泣く諦めました(^ ^;)
↓みたいな写真をとりたかったな~
ということで、急いで歩けば一周20分くらいの雲海テラスですが、ホテルからの移動も含めるとなんだかんだで2時間以上かかりました。
敷地内には牧場があって、ファームのお仕事体験ができる
雲海テラスから帰った我々はたった5分で朝食を済まして、予約してあったファームのお仕事体験へ
やること | ヤギに餌やり、羊に餌やり |
場所 | GAO アウトドアセンター (トマム ザ・タワーから3分) |
時間 | 8:30~9:30 |
料金 | 5000円(1グループ) |
すごい勢いで餌を求めてくるヤギに餌をやったり…
これまたすごい勢いで餌を求めてくる羊に餌をやったりして楽しみましたが…
正直5000円は高かったです。
北海道だと探せば牧場体験はたくさんできるのですよね。
特にトマムの場合、朝は雲海テラス、日中はミナミナビーチと追加料金なしで楽しめることがたくさんあるので、牧場まで申し込まなくてもよいかな~と思いました。
水の教会
そういえば…寅パパと寅ママはトマムにある教会その名も「水の教会」で結婚式をあげました。
世界的建築家の安藤忠雄さん設計の、水と緑がとても美しい教会です。
夜間のみ見学できるようですので、是非見てみてください。
星野リゾート トマムのまとめ
ということで星野リゾート トマムを紹介しました。
星野リゾートだけあって、それなりのお値段はしますが、雲海テラスやミナミナビーチなど宿泊者は無料で楽しめる施設もたくさんあって、「さすが星野リゾート!」と思わせられっぱなしでした。
地図を見ると北海道のど真ん中にあって行くだけで大変そうですが、新千歳空港から車でも列車でも1時間30分と思いのほか早く着きます。
施設も北海道っぽさを満喫できるものから、常夏のリゾート気分を味わえるものまで、その懐の深さがトマムの最大の魅力だと思います。
是非一度足を運んでみてください。
日によって値段の変動が激しいので、複数のサイトを見比べるとオトクなプランを見つけられると思います。