毎月でも旅行に行きたいため、日々お得な旅行を探している寅パパです。
- 子連れで歩いた奥入瀬渓流
- 駐車料金2000円にビビったけど、結局無料で停車できた蔦沼
- 家族で挑戦した、酸ヶ湯温泉の混浴
- 青森土産をたんまり買い込んだ道の駅なみおか
3年ぶりに何も制限がなかった2022年のGW。
我が家は青森県の旅行に行ってきました。
メンバーは家族4人(大人2人+小学3年生1人+年少児1人)。
期間は5泊6日。ただし、フェリー利用で朝到着、夜出発なので、青森県にいたのは丸々4日間。
7実際にかかった金額は16万8千円!
それなりの金額ですが、4人でGWに6日間もということを考慮すると上出来と思います。
この記事では十和田湖畔を出発してから、奥入瀬渓流、酸ヶ湯温泉を通って、青森市へ抜ける行程を紹介します。
誰もいなかった早朝の奥入瀬渓流
この日の前夜は十和田湖畔に泊まりました。
少しでも青森県が誇る絶景を楽しみたい私は朝4時に起きて散歩です。
十和田湖畔か奥入瀬渓流か迷いましたが、日中に混むであろう奥入瀬渓流を歩くことにしました。
旅行中唯一の自分時間に、普段とは違う空気の中歩く爽快感は格別です。
十和田湖畔に駐車場があるので、車を停め、奥入瀬渓流沿いの小道を歩きます。
下の写真の小道がほとんど全区間続いています。
十和田湖畔側から歩いた時に最初にあたる滝「五両ノ滝」。
元々きれいな滝ですが、早朝だと誰もおらず、空気はヒンヤリしていて、それだけで魅力が倍増していました。
前日の夕方に続いて、早朝散歩でも人っ子ひとりおらず、「奥入瀬渓流って観光しやすいな…」くらいに思っていました。
家族で楽しんだ奥入瀬渓流
宿で朝食を取った後は、チェックアウトしたら、家族で出発です。
この日の目的地は青森市。
- 奥入瀬渓流&酸ヶ湯温泉の山満喫コース
- 弘前城の桜まつりの桜満喫コース
の2コースが候補でしたが…
一週間前だったら弘前も綺麗だったんだけどね~
という声をたくさん聞いていたので、弘前の桜まつりは諦めて奥入瀬渓流&酸ヶ湯温泉に向かうことにしました。
GW午前中の奥入瀬渓流
奥入瀬渓流とは…
十和田湖から流れ出る奥入瀬川。岩や樹林をかき分け、滝や清流を成しながら、十和田湖畔・子ノ口から焼山まで約14km続く流れが奥入瀬渓流です。特別名勝、天然記念物として国の指定を受け保護されており、滝や清流、岩など、たくさんの見所があります。
一般社団法人 十和田湖国立公園協会
ダムも堤防もないため、奥入瀬川と同じ高さで平行に国道102号線が走っていて、他では類を見ないとても綺麗な渓流です。
北海道の釣り人である、寅パパはきれいな川をいくつも知っていると自負していますが、奥入瀬渓流の美しさは別格でした。
なにやら水中の生き物をじっくり探す寅ちゃん…
イワナを発見!
上から見ただけだと、北海道にたくさんいるアメマスと違いは無いようです。東北あたりにはアメマスがいると言うし…もしかしたらアメマスかもしれません
ちなみに北海道のアメマスはこんな子です。
駐車場はないので、国道脇の駐車できそうなスポットに空きがあればすかさず停めて、散歩するスタイルになります。
前日夕方、当日早朝に来た時は誰もいませんでしたが、午前10時に来たところ、駐車スポットを見つけるのも苦労するくらい大混雑していました。
全スポット観光したいところですが、駐車できる場所に強引に停めることになるので、その回りを観光することになります。
奥入瀬渓流の美しさをじっくり味わいたい方は、時間をずらすことを絶対オススメします!
桜と残雪が美しい蔦沼
奥入瀬渓流を出た後は酸ヶ湯温泉まで国道103号線を通って進みますが、途中にやたら評判のよい沼がありました。
蔦沼の駐車場
蔦沼に行くには蔦温泉駐車場に停めるしかないようですが、グーグルマップの口コミを見ると駐車代金2,000円とのこと!
口コミにも2,000円は高すぎと書いてあるし…でも今後来ることもないだろうし…
とケータイを見ながら15分は迷った挙げ句、清水の舞台から降りる決死の覚悟で行くことに。
…が
無料でした
どうやら、紅葉が有名でその時期だけ混雑緩和のためにやたら高い協力金を設定しているようですね。
どのHPを見ても詳しく解説していないので惑わされます。
下の写真を見る通り紅葉は絶景のようなので、(機会があるなら)やたら高い協力金を支払ってでも見てみたいものです。
春の蔦沼はそこそこ
駐車場が無料だったことに安堵した我が家。
それだけで半分以上満足した気持ちになりながらも駐車場から蔦沼に向かいます。
駐車場からブナ林の道を10分ほど歩いた先に蔦沼があります。
池だね…
という感想でした。
無風で波が立っていない日だと湖面にブナ林が写ってきれいなようです。
蔦沼以外にも5つの沼が点在しており、ぐるっと回って駐車場に出る、約1時間のコースもあるようです。
ちなみに一番綺麗だったのは、駐車場から見た、残雪+桜でした。
次の目的地が酸ヶ湯温泉だったので入りませんでしたが、蔦温泉の雰囲気がとても良さげです。
奥入瀬渓流を踏破⇒蔦温泉に宿泊して、早朝の蔦沼紅葉を堪能。というプランをいつか実行したいものです。
混浴にそわそわした 酸ヶ湯温泉
酸ヶ湯温泉までの道
蔦沼を出発した寅家は、酸ヶ湯温泉に向けてブナの原生林を貫く国道103号線を走ります。
木の根元だけ穴が空く、根開きが綺麗ですね。
さらに車を進めると標高1040mの傘松峠に到達します。
峠から1kmほど手前に駐車できるスペースがあるので、邪魔にならないように自分も停車。
北海道民も驚く雪の壁を登り向こう側へ行くと…
雪原が広がっていました。
雪の下には「睡蓮沼」という綺麗な沼があるようです。
酸ヶ湯温泉は日本一の大豪雪地帯
蔦沼を出て車を走らせること約20分…酸ヶ湯温泉に到着。
「混浴」「国民温泉第一号」「千人風呂」…この酸ヶ湯温泉を形容する言葉は沢山ありますが、私が最も期待していたのが…日本一の豪雪地帯!
寅パパ自身もそれなりの豪雪地帯に住んでいるので、冬の間は毎日のように、気象庁の積雪ランキングをチェックするのですが…[朱鞠内]や[倶知安]と言った北海道の大豪雪地帯を押しのけて常にトップに君臨しているのがこの酸ヶ湯温泉なのです。
1月の朱鞠内や倶知安の積雪量が約2mの中、酸ヶ湯温泉は約3m、タイミングによっては4mを超えることがあります。
それもそのはず、気象庁のサイトで過去10年間の最大積雪量を調べてみると…
2022年 | 439cm |
2021年 | 443cm |
2020年 | 348cm |
2019年 | 439cm |
2018年 | 439cm |
2017年 | 383cm |
2016年 | 323cm |
2015年 | 375cm |
2014年 | 437cm |
2013年 | 566cm |
冬に倶知安や朱鞠内に行ったときでも、その積雪量に圧倒されますが、566cmと言うのは北海道民でも想像できない凄まじさです。
長年の夢がかなって酸ヶ湯温泉に到着したときの写真がこちら…
北海道基準だと3月初め頃のちょっと暖気が入った時の風景です。
混浴にそわそわしてしまった
酸ヶ湯温泉の売りは、強酸性の泉質もさることながら“混浴”ということです。
昔は普通だったと言われる混浴も今ではかなり珍しい存在。
規模の大きい温泉で混浴というのはなかなかないので、是非家族で入りたい!と思っていました。
北海道のぬかびら温泉で経験したことがあり、夜の露天風呂でほとんど何も見えない中、寅ママと入ってとても良かった思い出があるのですよね。
女性向けに湯浴み着が売っているので安心
売店に浴槽内で着て良い湯浴み着(ゆあみぎ)が売っているので、”見られる”心配はありません
オンラインだと1300円ですが、現地では1000円で売っていました。
浴室内は男性進入禁止エリアが設定
温泉内で写真撮影はできませんでしたので、楽天トラベル内の写真を借りて説明します。
浴室はヒバ千人風呂という160畳もある空間で、熱湯・冷の湯・四分六分の湯・湯滝と4つの源泉の異なる浴槽があります。
千人風呂というとこんな光景 ↑ を思い浮かべますが、以下の理由により実現することはないと思われます。
現在はこんな感じ↓です。
下の写真をご覧ください。大きい浴槽は2つありますが、いずれも左側半分は男性侵入禁止になっています。
出入り口も右(男性)と左(女性)で分かれて女性側には浴槽まで目隠しが設置されています。
お湯は乳白色で10cm先は見えないので、目隠しで入浴し後はお湯に浸かりながら移動すれば見られることもありません。
↓左側に男性がいますが、男性進入禁止エリアなので、現在はこのようになることはありません。
ただ…湯浴み着を来た女性が左側にぽつぽつ入っているのに対して、男性エリアにはおじさんがそれこそどっさり浸かっているのですよね…
そして、目のやりどころに困りながらも視線の先をぼんやり、だけどそこしか見る先がないので、女性側をなんとなく見ているのですよね。
私も「家族が来るのでやましくないもんね~」と装いながらどこかそわそわしていたのは否定できません。
結局、我が家の女子チームはその視線が気になってこっちに来れず、合流できませんでした(^ ^;)
混浴のヒバ千人風呂以外にも、源泉の異なる男女別のお風呂があるのでそちらに入りました。
調べたら、8:00~9:00と20:00~21:00はヒバ千人風呂が女性専用時間になるそうなので、宿泊することでゆっくり入れそうです。
青森県と北海道の混浴宿を調査
この記事を書きながら、混浴についてあれこれ調べていたら、とても雰囲気の良い温泉がたくさん見つかったので、ついでに青森県と北海道の混浴のあるお宿をあげます。
無料の露天風呂の混浴がたくさんあるのは知っていましたが、温泉宿も結構あるものですね。
青森県の混浴がある温泉宿
北海道の混浴がある温泉宿
北海道の中央、上士幌町のぬかびら温泉にある中村屋は寅ママと体験済みですがとても雰囲気が良かったです。
プール併設の宿は、水着で入れる温泉もあるので、手軽に楽しめます。
青森名物ならなでも買える 道の駅みなみおか アップルヒル
酸ヶ湯温泉を出た寅家。今夜の宿泊は青森市ですが、ちょっと回り道して道の駅によります。
りんごのお土産がたくさんあって、アップルパイなど買い食いも美味しい!と聞いたので…
寅ママがお土産を買っている間、子供達は併設された公園で遊び回ります。
奥入瀬渓流⇔酸ヶ湯温泉には子どもが遊べるスポットは皆無なので子どもはエネルギーを爆発させていました(^ ^;)
ちなみに…名物のアップルパイは絶品でした。
新青森駅ではやぶさを見学して大満足
青森市の新青森駅ではタイミングがあったので、はやぶさを見学。
普段電車に縁遠い地域に住んでいるので、大人150円、子ども70円で駅構内に入るだけで間近に見れる新幹線に大興奮でした。
4日目の宿はサンルート青森
この日はGW真っ只中!どこのホテルも高かったですが、12,000円+500円(駐車料金)と比較的安価なサンルート青森(大人2人、小学生1人、添い寝1人で)に宿泊。
可もなく不可もなく、それなりに満足でした。
4日目 奥入瀬渓流~酸ヶ湯温泉~青森市にかかった費用
項目 | 金額 |
---|---|
入館料やお土産 | 6,000円 |
食費(朝、昼、夕) | 8,000円 |
宿泊料(サンルート青森 素泊まり) | 13,000円 |
合計 | 27,000円 |
こうして4日目も大満足の青森旅となりました…