体験観光大好きな寅パパです。
- 上から降りるのではなく、下から上がっていくので、怖がるタイミングがない
- ハーネスがきつくないので楽ちん
- 離陸時に走りさえすれば、あとは座っているだけなので楽ちん
- 離着陸の場所が駐車場のすぐそばなので楽ちん
- 富良野盆地は春夏秋冬それぞれに綺麗なので、いつ行っても絶景!
突然ですが、空を飛んだことはありますか?
飛行機、ヘリコプター、熱気球、セスナ、パラグライダー、バンジージャンプ、スカイダイビング…
いろいろありますよね。
寅パパは飛行機に乗るだけでも、テンションが上がりますが、何回か乗ったことがあるそれ以外の手段は、さらにさらに強く印象に残っています。
ヘリコプターとセスナには乗ったことがありますが、飛行機以上に楽しかったです(^ ^)
ましてや、むき出しの状態で風を感じながら乗れる手段があったとしたら…
今回は、富良野でモーターパラグライダーを体験したので、その内容を紹介します。
気持ちいい風を浴びながら、雄大な富良野盆地を眺める体験はまさに格別でした。
インストラクターに乗せてもらうだけなので、少しでも走れる方なら安心して楽しめます。
おまけに、上から飛び降りるのとは違い、下から上がるので、高所恐怖症の方でもある程度は大丈夫だと思います。
富良野の雄大な自然を上空から眺める人が一人でも増えることを願いながらこの記事を書きました。
モーターパラグライダーとは
パラグライダーにエンジンユニット(エンジンとプロペラ)がついたもの…エンジンユニットのおかげで、ある程度の広さのある河川敷などの平地から自分の脚(フットランチ)で簡単に飛び立つことができるのです。エンジンのないパラグライダーとパラモーターの違いは、エンジンが『あるか』『ないか』。エンジンなしのパラグライダーが、山の上の高いところから飛び立つ必要があるのに対し、パラモーターはこのエンジンユニットのおかけで、河川敷や休耕田など平地から簡単に飛び立つことができます。ここが大きな相違点と魅力のひとつです。
日本パラモーター協会
パラグライダーとは
下の写真がパラグライダーですが、よくご存知だと思います。
動力がないため、山の斜面から飛ぶ必要があるやつですね。
北海道でも体験できて、キロロがある赤井川村のスクールでは5,000円で体験できるプランもあるようです!
モーターパラグライダーとは
モーターパラグライダーはパラグライダーにエンジンとプロペラをつけたものです。
この動力のおかげで、平地から飛び立つことができます。
目標の高度まで上がったあとはエンジンを切って、ゆっくりと降りてきます。
ということは…途中でエンジンが故障しても墜落するということはなさそうですね。
北海道でモーターパラグライダーを楽しむ場合の場所と料金
北海道では唯一、平日でも営業しているモーターパラグライダースクール「MPGそらち」が富良野市にあります。
「スクール」ですが、体験フライトを通年でやっているので、富良野観光に合わせて体験できます。
MPGそらちの場所
富良野市の中心から北西へ5kmほど行った、畑の中にあります。
きれいな景色を眺めながら食べるケーキが美味しい、カンパーナ六花亭のふもとにあります。
カンパーナ六花亭のぶどう畑も真裏にあります。
モーターパラグライダー体験の料金
- 体験料金は12,500円(保険料・消費税込み)の1コースのみ
- フライト時間(上空にいる時間)は10~15分
- 高度は200m~400m
- 離陸時に一緒に走る以外はすべて後ろに乗ったパイロットが運転
- 理想体重は40㎏~70㎏(それ以外は要相談)
※体重30㎏未満90㎏以上の方は機材性能上できない - 風は少しあるくらいが理想
風速が5mを超えるとできないことがあるとのこと。
12,500円の体験コースの他、スクール形式で学んでいくものもあります。
2022年は道民割(県民割)祭り!と言っても過言ではない状況ですね。
道民割というと、宿泊料金の割引を思い浮かべますが、体験観光も対象なのです。
2022年6月に実際に支払った額はこちら
項目 | 金額 |
---|---|
体験料 | 12,000円 |
保険料 | 500円 |
道民割 | -5,000円 |
支払額 | 7,500円 |
クーポン | 2,000円 |
実質負担額 | 5,500円 |
道民割を活用したことで、7,000円もお得に楽しめました。
私の時は「北海道体験」のみ道民割活用プランがありました。
フライト前の事前準備
受付確認メールに記載の時間までに富良野市のMPGそらちに集合。
(体験時間は予約時に第3希望まで聞かれます)
事務所で誓約書や保険の記入を行ったあと、ハーネスを装着します。
15分程度ですが、一つの枠に数人の予約を受けているようで、前の体験客がいる場合、一人につき30分程度待ちます。
服装は思った以上に軽装でした。
インストラクターの方(上の写真左側)はモンベルの厚めの長袖シャツ一枚でした。
とは言え、上空に行くとそれなりに冷えるので、地上よりも一枚多めに着ていくと良いと思います。
モーターパラグライダーの離陸
風の方向を見定め、向かい風を受ける側に立ったら、離陸の合図を待ちます。
インストラクターの「3、2、1 GO!」の掛け声と共に、全力で走ります。
動画でわかると思いますが、無風の日だったため、ちょっと浮く→浮かない→ちょっと浮く→浮かない→なんとか飛び立つという具合に、諦めずに走り続ける必要がありました。
同日に挑戦していた女性は走りきれずに2回失敗して3回目で成功していたので、ここだけは諦めずに走り切る必要があります。
上空400mくらいまで景色を見ながら上昇する
離陸したあとはパイロットが運転してくれるのに任せて、体験者は座って写真を撮りながら景色を楽しみます。
飛んでいる人の目線からの写真もお送りしましょう
景色を眺めながら飛んでいる時は怖さは感じませんが、下を向いた時だけは我に返って少し怖くなってしまいました(^ ^;)
一番上まで行ったらモーターを停止して風に任せる
目標高度(通常は約400mくらい)まで上昇したら、エンジンを停止します。
エンジンを停止しても、パラグライダーがあるため、落下することはないのですが…少し不安になります。
動画の26秒頃からは「ジェットコースター」と呼んでいる急降下の様子が写っています
正直…これは気持ち悪かったです(^ ^;)
30秒頃からは太陽の周りに光の輪ができる「ハロ」も写っています
モーターパラグライダーの着陸
エンジンを停止したあとは、(上昇気流にのらない限り)落ちてくるだけなので、最後に着陸を決めて終了です。
ちょっと緊張していましたが、意外なほどすんなりと着陸できました。
実は3月にもモーターパラグライダーを体験していた
…実は3月にもモーターパラグライダーを体験していました。
夏とは違い、お客さんは私ひとり。
「普段は山スキーを楽しんでいる」ということで話が盛り上がり、通常のコースとは大きく離れて、富良野岳まで遠征するという、贅沢な時間を過ごさせてもらいました。
奥に見えるのがこれから向かう十勝岳連峰です。
インストラクターの方と行けるところまで行こうと話していました。
地上からも楽しめますが、3月中旬は畑に撒かれた融雪剤の幾何学模様がとてもステキです。
山に近づいた後は、上昇気流にのってどんどん高度を上げていきます。
この辺りに来たところで、インストラクターの手が限界を迎えて帰路につきました。
私も手袋は2重に履いていましたが、限界を迎えていました。
たまたま他のお客さんがいない日で、天気も良かったので遠くまで遠征できましたが、めちゃくちゃラッキーでした!!
モーターパラグライダーの感想
空にあがるモーターパラグライダーと聞いて、体験する前はとてもハードルが高く難しそうに感じていました。
ですが、実際体験してみると意外なほどあっさりと楽しむことができました。
何故か考えてみると…
- 上から降りるのではなく、下から上がっていくので、怖がるタイミングがない
- ハーネスがきつくないので楽ちん
⇒スキューバダイビングで例えると、ゴーグルやウエットスーツに窮屈感を感じますが、これは普段着に大きめのリュックを背負うだけなので、とても楽ちんです。 - 離陸時に走りさえすれば、あとは座っているだけなので楽ちん
⇒すべてインストラクターの方が操作してくれるので、とても楽ちんです。 - 離着陸の場所が駐車場のすぐそばなので楽ちん
⇒駐車場裏の広場から飛び立つため、移動がありません。これも楽ちんポイントですね♫ - 富良野盆地は春夏秋冬それぞれに綺麗なので、いつ行っても絶景!
唯一の不満は自分で操作できない点でしょうか。
こればかりは、スクールに入って1から勉強しないとだめなのでしょうがないですね。
モーターパラグライダー体験時に持っていった方がいいもの
基本的に下に落ちるものは持ち込めませんので、落ちないように対策する必要があります。
- カメラ
⇒望遠で拡大してとっても、雄大さが伝わらないため、広角で写せるものの方がいいと思います。 - GoPro
⇒ヘルメットの上に付けると自分目線の動画が撮れるので、あとから楽しめます。
(有料ですがレンタルもできます) - ヘルメットとグローブ
⇒無料で貸してもらえますが、他の人が使ったものに抵抗があったので、普段使っているものを持ち込みました。
私の場合、あろうことかGoProを前後逆に取り付けてしまったので、後ろ向きの動画になってしまいました(^ ^;)
モーターパラグライダーの結論
手軽で楽しいこの体験を一人でも多くの方が楽しんでくれることを願っています。