前提条件
- 旅行時期 初春(GW開け~6月)
- 利用空港 羽田空港
- リクエスト 中標津空港利用/中標津~別海~釧路~道東、釧路から海岸線を走りながら、根室と知床を周遊。
もの凄いピンポイントのリクエスト!
「知床」は多くの北海道民にとって、ものすごーーーく遠い地です。
欲張らずに道東だけに絞っているのがいい感じですね。
中標津空港-羽田便は2022.1現在1便/日。
時間も良くないので、釧路空港in女満別空港outにしました。
旅行時期
リクエストは「初春」
本州の初春は3月かと思いますが、北海道の3月は雪解け最中です。
至る所がびちゃびちゃでもっとも観光しづらい季節かと思います。
ぜひGW開けにおこしください。
ちなみに、私の好きなタイミングで一気に芽が出る日があります。
大体5月20日(旭川基準)。一斉に緑色になるこの日を境に世界が薄茶色から緑色になります。
道東が何日なのかはわかないのですが、5月下旬~6月上旬くらいかと思います。
服装
5~6月の北海道は寒暖の差が激しいです。
暑い日:日中は薄手のシャツを羽織るくらいでいい。
寒い日:雪が降る。
ということで、どちらにも対応できる服装がいいと思います。
プラン
線路は根室には来ていますが、知床には来ていません。車は必須です。
なのでレンタカー利用を前提としてプランニングしています。
1日目 釧路空港~厚岸町or根室市
8:10羽田空港→9:45釧路空港 JAL541
東京の出発時間、その日の自由度を考えるとこの辺かなと思います。
釧路湿原
湿原というのは観光の仕方がとても難しい…と思います。
近づいたらただの雑草地帯。遠くから見たらただの原生林。
とは言え、湿原を車で通り抜け、途中の展望台から眺めれば雄大さは感じるはず。
ここまで来て、何も見ないのも寂しいので雄大さを感じてください。
まずは、釧路湿原を時計回りでドライブします。

- 釧路市湿原展望台
釧路湿原で唯一の有料施設。寄ってから釧路湿原を見ると理解が深まる。
- 鶴見台
野生の(と言っても餌付けされている)丹頂鶴が眺められるスポット。
見られるのはだいたい11~3月なので、夏は期待薄と言われています。いたらラッキーくらいの気持ちで。
ちなみに、十勝釧路地方の河川敷をウロウロしていると、たまーに丹頂鶴が見れます。
必ずつがいでいるとてもハッピーな鳥です。

- 塘路湖エコミュージアムセンター「あるこっと」
釧路湿原について勉強できる資料館
- 細岡展望台
釧路湿原を俯瞰して見られる展望台。川が蛇行している様子がわかる。
観光
- 霧多布岬(湯沸岬)
どこでもそうですが、岬っていうのはいいもんですね。行ってきた!感が出るので好きです。
- 北方館
納沙布岬からは北方領土が余裕で見えます。ここまで来たら北方領土について勉強してください。
ただ、納沙布岬で日の出を見るプランだと、時間的に開館していない…
食事
- 道の駅 厚岸グルメパーク 厚岸味覚ターミナル コンキリエ
「厚岸と言えば牡蠣」と道民みんなが認識している牡蠣が有名な町。
道の駅には牡蠣屋さんが集結しています。
- ハートンツリー
丘の上に立つ農家レストラン。
宿泊
根室市のホテル
すいません💦車中泊以外で泊まったこと無いのでわかりません。
私なら次のようなルートになるかなと思います。
釧路空港→時計回りで釧路湿原→ 厚岸グルメパーク→霧多布岬→根室市
2日目 根室市~羅臼町
- 納沙布岬
ここまで来たら、日本一早い日の出を見ましょう。
- 風蓮湖畔
根室半島の付根は最果て感がハンパナイです。
その主役は風蓮湖。イトウでも何でもいる気になります(風蓮湖にはイトウはいません。おそらく。)
先っちょまで行っている人もいますが、ハマること必至ですので、行くなら歩きで行きましょう。
- 野付半島のトドワラ
おそらくこれが目当てだと思うので…
- 標津サーモン科学館
サケ・マス科の展示がメインの科学館というか水族館。
エサやりはとても楽しいです。
- 開陽台展望館
360°見渡せる展望台。
ここへ続く道も北海道っぽさ満載です。
- 相泊温泉
知床岬へは道路がありません。
相泊が普通に到達できる最後の地。ここも最果て感があります。
- 相泊のさらに先
相泊の先は道はありませんが、漁師さんは漁を営んでいます。
最初の川までは、徒歩15分くらい。歩くと、知床に来た感がグッと増します。

- 熊の湯
野湯。入るのに勇気がいる相泊温泉に比べて、こちらは男女別に分かれているので、普通の感覚で入れます。マナーを守って、地元の方と会話でもしてみましょう。
- 羅臼国後展望塔
ドライブ中も国後島は見えていたと思いますが、ここからはよく見えます。
食事
野付半島といえば、シマエビ!
野付半島産は食べたことはありませんが、シマエビはめちゃくちゃ美味しいです。
正にking of EBI!
別海町ではいくつかシマエビが食べられるようなので、これは食べるしかないですね💨
宿泊
- 民宿本間
ホテルはオホーツク海側の斜里町ウトロに集結していますが、私は羅臼側の方が好きです。
溢れんばかりの知床の幸を食べさせてくれる民宿。
きんきとか、トキシラズとかなかなか食べられないものも出るのでぜひ。

私なら次のようなルートになるかなと思います。
根室市→納沙布岬→風蓮湖→トドワラ→標津サーモン科学館→開陽台→相泊の先→相泊温泉→民宿本間
3日目 羅臼~屈斜路湖
朝一で船に乗った後、摩周湖や屈斜路湖に行ってみましょう。
クルーズ
道路がない知床半島。溢れんばかりの自然を満喫するには船が一番です。
羅臼側からもウトロ側からも出港しているので、都合の合う船を利用してみましょう。

観光
- 知床峠
国後島や羅臼岳がよく見えます。
この峠ですが、冬期間通行止めです。なので、現在GoogleMapで羅臼→ウトロを検索すると遠回りするルートが示されますが、夏にはオープンします。
GW~5月下旬:日中のみ開通
5月下旬~:24時間開通
- カムイワッカ湯の滝
川全体が温泉になっていて、上流には滝がある。
川歩きはとても滑るので、マリンシューズなんかが合ったほうが良いです。
- 知床五湖
遊歩道が整備されているので歩きやすいです。
- オシンコシンの滝
迫力のある滝です。
- 摩周湖
「霧の摩周湖」で有名な湖。湖面は立入禁止なので、上から眺めるだけ。
やっぱりキレイです。
- コタン温泉露天風呂
屈斜路湖に隣接する野湯。湖を見ながら入れます。
宿泊
- きらの宿すばる
夫婦で経営されているこじんまりとしたお宿。
ゆっくり提供される夕食がとても美味しい。
庭には鳥用の餌台があって、可愛い鳥が見放題。
露天の温泉もありとてもリラックスできる。
私なら次のようなルートになるかなと思います。
羅臼町→知床クルーズ→知床峠→カムイワッカ湯の滝→オシンコシンの滝→摩周湖→きらの宿すばる
知床峠が冬期通行止めのため、地図を2つにわけています。
4日目 屈斜路湖~女満別空港
中標津空港、釧路空港、女満別空港の真ん中に位置する、屈斜路湖。
outはどこでもいいのですが、一筆書きで楽しく回るなら、女満別空港がいいと思います。
観光
- メジェールファーム
とてもリーズナブルに乗馬が体験できる。
おとなしい馬が多いのか、大人は手綱も引かれないスタイル。

- 美幌峠
屈斜路湖を見下ろすだけでなく、運が良ければ知床連山や大雪山まで見ることができる絶景スポット。

- 博物館 網走監獄
有名な刑務所の博物館。
とても精巧に作られており、当時の様子を思い出さざるを得ない。
冬に行くと、本当にこの寒い中、ろくな暖房もなく生活していたのか??と思うが、夏に言ってもやっぱり思う。必見です。
- 北海道立北方民族博物館
アイヌだけでなく、北極に近い地に住む民族について解説した博物館。
- オホーツク流氷館
流氷について学べる科学館/水族館。
クリオネはとてもかわいいけど、展示数の割に値段がちょっと高い…
食事
- 肉の割烹 田村 美幌本店
リーズナブルに間違いない肉料理が食べられるお店
女満別空港~
私なら次のようなルートになるかなと思います。
屈斜路湖→メジェールファーム→美幌峠→肉の割烹 田村 美幌本店→網走監獄→北海道立北方民族博物館→女満別空港
参考になれば幸いです