前提条件
- 旅行形態 家族
- 旅行時期 6月~9月/6泊7日
- 利用空港 新千歳空港in/out
- リクエスト 北海道でしか出会いないところに行きたい
非積雪期の北海道旅行は、5月下旬~10月中旬がシーズンです。
なかでも6~8月は北海道観光の最盛期。
ちょっと広げて6~9月に来るのが良いと思います。
丘には緑が咲き誇り、花畑には赤黄青とカラフルな花々が咲き誇ります。
バックには白い雪を抱えた大雪山が悠然とそびえ立ちます。北海道っぽさを満喫するなら、”雄大な自然でのびのび”できる、札幌より東側がおすすめです。
東京や大阪以外の地方だと、北海道へは新千歳空港くらいしか接続していません(あっても函館くらい)。
今回は新千歳空港着発でぐるっと東側を回るプランニングをしてみました。
服装
暑い日が多いですが、寒くなることもあります。
暑い日:日中はTシャツでいい
寒い日:パーカーみたいなのがあればOK。夜に出歩くならその上があった方がいい場合も。
ちなみに私は7月にストーブを点けたことがあります。
札幌 →小樽→ニセコ→洞爺湖→登別→支笏湖→札幌
の方が行く人は多そうですが、どこもごちゃごちゃしていて、北海道っぽさは少ないのですよね…
プラン
広大な北海道を回るなら車は必須です。
なのでレンタカー利用を前提としてプランニングしています。
1日目 新千歳空港~浦河町
フライト
11時頃新千歳空港着
だいたい、9時現地発、11時新千歳空港着みたいな便があります。
初日から遊ぶためにはこれくらいの便を選択しましょう。
昼食
新千歳空港到着後えりも岬の手前の浦河町までドライブしますが、街自体ぽつりぽつりです。
新千歳空港に到着したら昼食を取りましょう。
お値段ちょっと高めですが、全道のラーメン屋さんなど勢揃いしています。

観光
- 日高本線のレールが曲がった線路
2015年の高波以来修復されていない線路。
郷愁を誘う風景なのですがなぜか惹かれます。
場所:国道235号線を走っていれば目に入ってきます

- 競走馬の牧場
日高地方をドライブしていると、いたる所に馬の牧場があります。
日本の競走馬の8割は日高出身なんだとか。
北海道っぽい景色をドライブしながら、お気に入りの馬を見つけるのはどうでしょう。

- うらかわ優駿ビレッジAERU
浦河町が満を持して整備した馬のための施設。
観光牧場で馬を見るもよし、乗馬ができます。あと泊まれます。
- 日高育成牧場
JRAの施設。各舎が見学できます。
コロナ禍以前は見学ツアーもありましたが、現在は休止している模様…
カフェ
- 椿サロン 夕焼け店
海を眺める絶好のロケーション。
宿泊
- 馬の宿
馬好きでなくても、動物嫌いでないならとてもオススメです。
ご主人はナリタブライアンを育てた元調教師。
部屋の目の前に馬がやってくるという、北海道らしい宿です。
奥さんが作る食事も美味しいです。
2日目 浦河町~帯広市
えりも岬を回って、帯広に向かいます。
何も無い、海岸線をひたすら走るのですが…本当に何も無い( ^ ^ ;)
観光
- えりも岬
風が強いことで有名な岬。だいたい強風が吹き荒れています。
大雪山-日高山脈がここで終わっているわけではなく、海の中まで続いていることがわかる景色が好きです。
売店では森進一さんの襟裳岬がエンドレスでかかっています💦
店員さんおかしくなりそう(^ ^;)

- 六花の森
お菓子の六花亭が運営するガーデン+美術館
広大な森に六花亭の世界観が表現されていて、六花亭好きにはたまらない。

- 帯広百年記念館
入り口にマンモスがどーんとある。
いつも空いていますが、アイヌと開拓の歴史が半分ずつ展示されている感じで勉強になります。
- ばんえい競馬
ばん馬(農耕用のとても大きい馬)が走る競馬。
場内(禁煙)でタバコを吸っているなど、ギャンブル施設の面影はありますが、家族連れも多く、場外ではポニーに乗れるなどイベント的な要素もあります。事前にイベント情報を見て面白いのがやっていそうだったら行っても良いかもしれません。

- アサヒ湯(モール温泉)
モール温泉は十勝川温泉が有名ですが、実は帯広市内の銭湯もモール温泉。
そして、アサヒ湯が十勝川温泉を含めて一番泉質が良い。
アルカリ性のモール温泉は肌がすべすべになって感動するので是非試してみてください。
食事のオススメ
- ぶた丼のとん田
帯広名物のぶた丼。ここがアクセスしやすいかと思います。
ただし、18時閉店💦
- 帯広はげ天 本店
街中にある豚丼やさん。ここも美味しいです。
- インデアン(カレー)
帯広にココイチが進出できないほど、市民に愛されているカレー屋さん。
普通のカレーライスなのですが、なぜか足が向きます。
- ますやパン 麦音
大人気のパン屋さん。買った後は広大なガーデンを眺めながら食べられます。
素泊まりの宿に滞在して、朝から訪問が我が家のパターン。
気持ちの良い朝を迎えられます。

- クランベリー(スィートポテト)
スイーツ王国帯広のなかでも、特に美味しいと思います。
弥生通り店はイートインもあるので、ケーキやパフェなんかも。
- リバティヒル広瀬牧場 ウエモンズハート(ソフトクリーム)
ジェラートがめちゃくちゃ美味しいです。
- かっこう料理店
噂には聞く料理店。予約が必要でなかなかタイミングが合わず訪問できていません。
宿泊
- 帯広市内のビジネスホテル
- 十勝川温泉
観光だと十勝川温泉に行きがちですが、そこの湯より、市内にあるアサヒ湯の方が泉質がいいので、私は市内のビジホ泊派です。
私なら次のようなルートになるかなと思います。
馬の宿→襟裳岬→中札内村辺りで食事→六花の森→帯広百年記念館→ホテル→ぶた丼→アサヒ湯
3日目 帯広市~弟子屈町
帯広から屈斜路湖/阿寒湖方面に向かいましょう。
- ボーヤ・ファーム(土日祝の11:00~シープドッグショー)
“THE北海道”的なショーで、子どもも大人も大興奮


- 釧路湿原
湿原というのは観光の仕方がとても難しい…と思います。
近づいたらただの雑草地帯。遠くから見たらただの原生林。
とは言え、湿原を車で通り抜け、途中の展望台から眺めれば雄大さは感じるはず。
ここまで来て、何も見ないのも寂しいので雄大さを感じてください。

釧路湿原メインで行くか、鶴メインで行くかでルートが変わります。
鶴メインで行く場合
釧路湿原の西側を北上します。
- 釧路市湿原展望台
釧路湿原で唯一の有料施設。寄ってから釧路湿原を見ると理解が深まる。
- 鶴見台
野生の(と言っても餌付けされている)丹頂鶴が眺められるスポット。
見られるのはだいたい11~3月なので、夏は期待薄かも。
ちなみに、十勝釧路地方の河川敷をウロウロしていると、たまーに丹頂鶴が見れます。
必ずつがいでいるとてもハッピーな鳥です。

時期が悪いし鶴は諦める場合
釧路湿原の東側を北上します。
- 細岡展望台
釧路湿原を俯瞰して見られる展望台。川が蛇行している様子がわかる。
- 塘路湖エコミュージアムセンター「あるこっと」
釧路湿原について勉強できる資料館
- 摩周湖
「霧の摩周湖」で有名な湖。湖面は立入禁止なので、上から眺めるだけ。
やっぱりキレイです。
- コタン温泉露天風呂
屈斜路湖に隣接する野湯。湖を見ながら入れます。
水着を着てもいいので、挑戦してみては!?
食事
- ハートンツリー
丘の上に立つ農家レストラン。女子が大好きな感じの雰囲気。
寅ママは大喜びでした。
宿泊
- きらの宿すばる
夫婦で経営されているこじんまりとしたお宿。
ゆっくり提供される夕食がとても美味しい。
庭には鳥用の餌台があって、可愛い鳥が見放題。
露天の温泉もありとてもリラックスできる。
私なら次のようなルートになるかなと思います。
帯広市→ボーヤファーム→釧路市湿原展望台→鶴見台→ハートンツリー→摩周湖→きらの宿すばる
4日目 弟子屈町~網走市
網走まで向かいましょう。
途中美幌峠を通っていくと絶景が見られます。
- メジェールファーム
とてもリーズナブルに乗馬が体験できる。
おとなしい馬が多いのか、大人は手綱も引かれないスタイル。

- 美幌峠
屈斜路湖を見下ろすだけでなく、運が良ければ知床連山や大雪山まで見ることができる絶景スポット。

- 博物館 網走監獄
有名な刑務所の博物館。
とても精巧に作られており、当時の様子を思い出さざるを得ない。
冬に行くと、本当にこの寒い中ろくな暖房もなく生活していたのか??と思うが、夏に言ってもやっぱり思う。必見です。
- 北海道立北方民族博物館
アイヌだけでなく、北極に近い地に住む民族について解説した博物館。
- オホーツク流氷館
流氷について学べる科学館/水族館。
クリオネはとてもかわいいけど、展示数の割に値段がちょっと高い…
食事
- 肉の割烹 田村 美幌本店
リーズナブルに間違いない肉料理が食べられるお店
宿泊
- 網走市のホテル
すいません💦キャンプ以外で泊まったこと無いのでわかりません。
5日目 網走市~中富良野町
長距離ドライブになりますが、中富良野町までひたすら走りましょう。
観光
- 木のおもちゃワールド館 ちゃちゃワールド
おもちゃで遊べる施設なのですが、子供向けを超えるクオリティ。
世界の木のおもちゃや、藤城清治さんの巨大影絵など、大人にもおすすめ。
- 瀬戸瀬温泉(日帰り)
私のなかで泉質No1の温泉。(No2はアサヒ湯)建物は古い!ボロボロ!ですが、アルカリ性の泉質が良い。
お肌はツルツル。飲めばお腹もほっこりするのがわかるくらい。
風呂は掃除されていますが、建物は相当オンボロなので温泉好きな方だけにオススメします。
- 北鎮記念館(旭川市)
軍都旭川市の歴史がわかる資料館。
マイナーではありますが、お客さんを連れて行くと、意外に好評。
- 旭川市博物館
アイヌの展示に特化した博物館。
- 三浦綾子記念文学館
「氷点」で有名な作家の記念館。作品が好きなら是非。
外国樹種見本林の中に建っているが、まさに「氷点」の舞台となった場所。
- 当麻鐘乳洞
鍾乳洞好きと聞いたので…
すいません。行ったことないです💦
昼食
- のぶりん
辺ぴな地にあるラーメンやさん。とても美味しいです。
- 北海道で一番食べてほしいのはスープカレー
東京でもたまに食べますが、北海道で食べるほうが美味しいのですよね…
- 誰でも好きになる味。天金。
- 海外にも進出している山頭火。本店は旭川です。
- 全力の旭川ラーメンを食べたいなら蜂屋。初心者にはオススメできませんが…
宿泊
宿泊は旭川市内のホテルか美瑛/富良野のペンション。
美瑛はペンションのメッカなのでいい宿はたくさんありますが、ひとつあげるならKIZUNA。
コロナ禍の現在は中止しているようですが、北海道の四季をまるっと紹介してくれるスライド上映会は必見です
旭川市内宿泊の場合の夕食
- 鮨みなと
旭川市では最高級ですが、東京と比べると相当お得だと思います。
もちろん、めちゃくちゃ美味しいです。
- 大黒屋 一番のおすすめです。
ジンギスカンが苦手な私ですが、ここのは焼き肉みたいで大好物です。
- 十仁角【トニカク】
北海道っぽい料理が食べられる居酒屋。ご主人はもと寿司職人。
- ぐるり(鉄板焼)
東京で食べる半額くらいで食べられると思います。
6日目 中富良野町~南富良野町
- 美瑛の丘観光
美瑛の丘のドライブ⇒国道237号線を離れて適当に走るだけで感動が広がります。
マップは↓を参考に。
美瑛の道はとても難しいので、間違ってもナビの人を怒らないように心を大きく持ちましょう♪

- 拓真館
美瑛を一躍有名にした写真家のギャラリー。
行った後は必ず自分も写真をしよう!と思わせてくれます。
↓こんな写真がドーン/ドーンと飾られているとても素敵な場所です。
- 青い池
キレイです。美瑛来たならとりあえず行っておけ的な場所です。
ちなみに、隣を流れる美瑛川もアルミニウムのおかげでキレイなブルーです。
ここで釣りをしていると、釣れなくても幸せです。
アクティビティ
リーズナブルな値段で体験できるアクティビティもたくさん有ります。
体験してみると、いい思い出になるかも。
- MPGそらち
空から富良野を眺めるやつ。大絶景です。
夏でも防寒対策をお忘れなく。
ちなみに私は3月に体験しました。冬期はほとんどお客さんもいないため、通常15分のところ1時間のコースに大幅延長…最後はガイドさんが寒さに耐えきれず帰還しました。
なお、モーターパラグライダーをするなら天気が安定している朝がベストです。
食事のおすすめ
- ふくだめろん(メロン直売所)
めちゃくちゃ美味しいメロン半玉が300~500円で食べられます。
贈答用はまあまあ高いので、テンション上がってあれこれ送っちゃうこと必至💦
- ステイプル(イタリアン)
おしゃれにキメたいならここ。
- 木のいいなかま
美瑛らしい洋食屋さん
- まるます(焼き肉→上富良野名物豚サガリ)
がっつり行きたいならここ。
ランチは七輪で焼く「豚サガリ」980円などお得感満載です。
かなり混みますので、時間をずらしたほうが良いかもしれません。
私のオススメは七輪で焼ける生姜焼きランチ1,050円に、豚サガリ100g330円を追加です。
- 小さなパン店リッカロッカ(パン/ソフトクリーム)
⇒庭のベンチに座りながらソフトクリームを食べられます。
- 美瑛放牧酪農場 / ㈱美瑛ファーム(ソフトクリーム)
牧場を見ながらソフトクリームを食べられる。
- 丘のさんぽ道(アイスクリーム)
いろいろな種類のアイスクリーム
見直してみて気づきました…富良野がほとんど無いですね💦
はい、観光するなら美瑛>>>富良野だと思っています。
行くなら
- 六花亭が運営するカフェ。富良野を見下ろしながらスイーツが楽しめます。
- 鳥沼公園
やたらキレイな水が湧き出る公園。ニジマスが泳ぐ池では、無料でボートに乗れます。
- ハンバーガー屋さん。「日本食大好き」というアメリカ人留学生が、滞在中で一番喜んだ食事(^ ^;)。
- フラノマルシェ
スイーツ屋さんやお土産屋さんが集まっている。女子は大興奮です。
くらいでしょうか。
宿泊
かなやま湖ログホテルラーチに是非泊まってください!
9部屋+9棟のコテージはとても静かで窓からは森と湖が眺められる絶景。
料理は北海道の食材をふんだんに使用したフレンチのコース料理でとても美味しい。
チェックアウト前に森の鳥を眺めていると、「チェックアウトはいつでもいいです」と言いながらコーヒーを出してくれるなど、ホスピタリティのかたまりのようなスタッフで支えられている北海道No1の宿です。

7日目 南富良野町~新千歳空港
新千歳空港まで向かいます。
7日目に紹介した美瑛富良野を回りきれていないと思うので、残したスポットを観光しつつ、夕張など行ってみましょう。
- 高倉健さんの映画 ぽっぽやのロケセット

- 幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば
当時のセットが状態良く保存されています。
塔に吊るされたハンカチを見ると映画を思い出して涙が出てしまいます💦

- サケのふるさと 千歳水族館
内陸にある水族館。千歳川の側に経つ。
9月だと千歳川を遡上するサケが見られる可能性が高い。
フライト
18時頃新千歳空港発
参考になれば幸いです。